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INDEX of this page|概要&問題提起|前説 ~人数をカウントする~|祭事イベントでの提案事例|アプリ画面の概要|まとめ|
概要
ネットワークカメラの新しい使い方
大手家電メーカーが自社のネットワークカメラを販売する上で、AR機能を活用した利用用途を考えて新しい販路開拓したいという要望の応えようと模索致しました。
問題提起
そこで私の考える販路は、商業施設という主線から外した催事での活用です。
日本各地には、催事やお祭りなどが存在します。
「山車が近づいてる?いつ見れるのかなぁ?どのタイミングで?どこに行けば良いの?」
「人ごみが多すぎて、見ることができない…」
「家のテレビやCATVでは放送されていない。実況中継もない。見たかったんだけどなぁ」
「人件費予算が少額のため、カメラマンを大勢雇えないなぁ」
このような地域の人々、お祭りに興味がある方、お祭りの楽しさを配信したい組織にUstream等の生放送感覚でネットワークカメラを活用したいと思います。
私が考える解決策は?
前説 ~人数をカウントする~
独創性: | 自信度: | 実現しやすさ:
■入場者のカウント
防犯カメラとしての用途としても活用しながら、入場ゲートなどで入場者のカウントが実行できるならば、企画を拡張していくことが可能となります。
■検知手法
顔認証、シルエット認証、動作認証、動的対象検知、赤外線など検知手法は技術的に考察いただく必要があります。
■拡張補足
下記のような検知が可能になると、マーケティングへと発展しやすい。
・性別、年齢判別
・歩行速度
・時間別、日時別、曜日別
■次からのご提案が本題
この入場者カウントを用いれば、次頁からのご提案もさらに生きます。
これからご紹介していく企画は、2014年1月の調査では、世の中に存在しない新規性の高い企画?のはずです。
祭事イベントでの提案事例
独創性: | 自信度: | 実現しやすさ:
■サンプル事例
スライドは、長野市の「ながの祇園祭」をサンプルとして利用したものです。
- 祭開始前に、ネットワークカメラを設置します。
※見どころの地点、山車の停止地点、山車にもカメラやGPSを取り付けます。 - GPSを活用し、山車の移動マップが表示します。
※気になる山車を選択したり、全画面表示や山車の詳細情報を閲覧できます。 - 山車の車載上、運営ポイント、演者からの視点も、ネットワークカメラで中継されます。
※観客が体験できない視界を楽しむことができます)
アプリ画面の概要
独創性: | 自信度: | 実現しやすさ:
- 各スポットに設置してあるネットワークカメラを利用して、山車(屋台)の位置を確認できます。
また演者の視界も配信されるため、ライブ臨場感を味わうことができます。 - 観覧者は効率的に閲覧する“歩行ルート”を判断しやすく、山車の詳細情報を閲覧しながら、観光の優先順位を決定しやすくなります。ルート選択は、最短距離、小道NG、車椅子利用者などを考慮したルート表示の設定ができます。
- 山車は時刻により移動するため、一度見た山車は色表示を変更(薄色にする等)とし、同じ山車を2度見てしまう失敗も防ぎやすくなります。
- 高齢者や障害を持った方、背の低い子供には、混雑回避をしたり、ネットワークカメラで閲覧することもできます。
- エリア限定のプリクラモードを活用し、とある観光スポットでしか得ることができないプリクラフレームやスタンプラリー機能を活用できます。
- イベントに参加することで景品をもらうなど、付加価値や体験型イベントとしての思い出を演出します。
まとめ
【エンドユーザー側】
- エンドユーザーは、自身の端末でライブ中継を見ることが可能
- 展望の良い視点、演者の視界なども体感できるため、自宅や混雑エリアを回避しても閲覧できる。
- 地域限定配信、または全国配信など、運営側の意図によって公開エリア範囲を決定できます。
- スマホ端末に限らず、PCでも閲覧させることも可能です。
- 人ごみを避けて道を迂回するなど、観覧者の混雑回避にも活用できます。
- ARにより混雑状況がわかるため、前記(5)を視覚的に表現できます。
- 祭り開催前の練習風景なども閲覧可
- 一度見た山車(屋台)は、●→●にするなど表示に変化を設けて、同じ山車を2度見ることを防ぎます。
- 通常のUstream配信やCATVと異なり、カメラの切替、GPSの活用など、ライブ感がプラスされます。
【運営側】
- 病院や自宅にて療養中の高齢者にとっても、地元の祭事には愛着があるはずです。
- 別地域からのファン獲得へとつなげられます。
- 警備セキュリティー面においても、混雑エリアの拡散にもつながり、事故や盗難の軽減となります。
- 前記を含めて、TV制作費よりも安価な経費に抑えられます。
■企画の短所(デメリット)
動画配信や動的処理への対応が問われます。環境要因においては、まだまだ発展途上段階であると思います。