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鯖江市ウェアラブルコンテスト企画部門 -鯖江市 in2014

伝統工芸×ITソリューション×AR

Award 2014

1st

最優秀賞

Award 2014

1st

最優秀賞

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コンセプトと特徴アプリ内容仮想工芸品の出力活用例5つご紹介発案に至った私の体験ニュース記事

プレゼン動画

当日のプレゼン内容を再現しております。

コンテスト概要

2014年4月26日に眼鏡の生産地として有名な福井県鯖江市で「電脳メガネARアプリコンテスト」が開催された。ARを表現したアニメ『電脳コイル』のような近未来を感じられるアプリのコンテストであり、「電脳メガネがいよいよ実現するという機運が高まってきた」として、今回公開審査を行なった。
同コンテストは鯖江市が主催し、徳間書店やセイコーエプソンが協賛する。応募総数はアプリ部門と企画部門を併せて121点。一次選考の結果、11にまで数が絞られ、二次選考が公開で行なわれた。

私の作品部分を抜粋(1分12秒) @YouTube「さばえほっと情報」

TFきりんの紹介部分のみを編集抜粋


上記YouTube動画の他の参加者作品も見る(約1分)

コンセプトと特徴

【コンセプト】
  1. 鯖江市の代表工芸である漆器や眼鏡など“独創的な意匠”や“ものづくり育成 ” をサポートします。
  2. 工芸素人の子供や大人、または外国人に向けて、日常生活 でも手軽に楽しめる工芸として体感でき、日本の工芸に興味や親しみを持つ機会をつくります。
【特徴】
  1. ユーザーの描く意匠を仮想のみでなく、多様な実用用途として望める。
  2. マーカーレス検知から意匠取得→仮想出現まで最短フロー(翳すのみでUX向上)。
  3. 漆器に限り下絵色の自動変換機能搭載(下絵が黒色→出力時は金色)、無変換も可能。
  4. 漆器や眼鏡以外にも、彫刻、陶芸、書道など、活用用途は幅広い。
  5. 職人育成教材として伝統工芸の継承にも役立つ!小学校での実習などもBEST!結果として子供や外国人などライトユーザーを日本工芸ファンにする。
  6. 実物化での注文、投稿、投票など、マネタイズやユーザー参加型を目指す。

アプリ内容

アプリ構成内容(無断での使用・複写・転載を禁じます)

アプリ構成内容(無断での使用・複写・転載を禁じます)

仮想工芸品の出力活用例5つご紹介

  1. ユーザーが定型の下絵用紙に絵柄を描く。※絵柄は手書きでも、PCでも可能
  2. アプリを起動します。
  3. 端末で下絵用紙を覗くと特徴点を検出し、絵柄を取り込みます。
  4. 前記で取り込んだ絵柄と器素材を合成します。
  5. 仮想工芸品として出力します。

  • 【出力例A】下絵用紙の上に仮想工芸品を出現させます。
  • 【出力例B】スマホ端末やMOVERIOで覗くと、素材上に仮想下絵が出現し作業補佐。
    ※教材、伝統の継承などの活用へ期待が高い。
  • 【出力例C】スマホ端末やMOVERIO、サイネージを用いて、試着シュミレーション。
  • 【出力例D】3Dプリンターや実物化の注文をすれば、ユーザーの手元に届けられる。
  • 【出力例E】投稿すればクラウドでのシェア。投票などのイベント開催も可能。

メールやSNSへの添付送信も可能。

発案に至った私の体験

【エピソード1】初めて見た時は驚愕した「ぬりえAR color」

百聞は一見にしかず。下記の動画を拝見いただいたら「めちゃめちゃ凄いやん!」という言葉が漏れると思います。

2013年時には、マーカーを利用したARが主流で、マーカレスARのエンジン精度では難易度が高いと語っていた時期に、米国で登場した「ぬりえAR」。
3DCGを登場させて、表面テクスチャを、子供が塗った画像をキャプチャをとして取り込む。そして3Dは動き出す。

【エピソード2】欧州での寿司レストランの話

とあるTV番組を見た際「欧州で欧州人が経営する寿司レストランを覗くと、作業は適当な滅茶苦茶な寿司を握っている(日本の“繊細さ”“基礎技術”“和の心”“作法”が損なわれ、酢はベチャベチャ)。それを食す店の常連客らも「そんな食べ物を寿司だ」と誤解してしまう。日本の寿司名人が素人を装ってお店に弟子入りして実態調査し、後日、正体を明かして喝を入れに行く!」そんな番組内容を面白いと笑って観ておりました。
しかしながら数十年後の日本人は、これと同様に“本物”の日本伝統工芸”を継承できずに、日本人が“工芸離れ”で自国の宝を理解できていない時代が来てしまうのでは?と危惧するのです。戦争や災害と同じで体験者や被災者が居なくなった時、それを語り継ぐ、本質の価値を受け継ぐということが必要であると考えます。

【エピソード3】石川県輪島市での職人さんからの学び


石川県輪島市への旅中に偶然出会った人間国宝の職人さんとの雑談で教わったのは、「国内各地に漆器の名産地はあるものの「輪島」というトップブランドでさえ後継者不足に悩んでいるということ。
その理由として、修行を目指す大半は、芸大卒の学生か外国人。学生を終えた後、輪島に職人を目指し約10年以上の修行を積むと、約33歳は超える歳になってしまう。それまでは収入も少額である為、離脱者も多い。もちろん地方にアルバイトや副業をできる箇所は数少ない。しかも漆器づくりは分業制の為、各工程の職人が1人欠けるだけでも完成できない。伝統工芸の名人も高齢化し、今後20年で職人は激減します。」と教えていただきました。


大会終了後に複数社のメディアの方から、インタビューをいただきました。
下記にニュース記事やブログをご紹介させていただきます。

下記の画像の【新聞記事】について

日経MJの記者の方から取材いただいたのですが、私へのインタビューの掲載がありませんでした(泣)。
新聞記者の方から新聞記事を郵送していただけました。
ご丁寧なご対応に感謝しております。
鯖江市の取り組みが掲載されており、改めて町興しも兼ねたプロジェクトのイベントに、
少しでも参加できて良かったと感じます。

ASCII様のニュース記事(2014年5月16日付)

http://ascii.jp/elem/000/000/893/893879/index-3.html

下記にASCII様の記事より抜粋させていただいております。

伝統工芸を支援するアプリ。紙に描いた絵をアプリで読み込むと、アプリ上でその描いた絵の入った器が立体的に見えるようになるというコンセプトだ。後継者不足に悩む伝統工芸のジャンルの一助を考えたという。
プレゼンを行なったTF貴倫さんはアプリと教育に興味があり、インド式かげ算塾というアプリの開発をしていたこともある。それと鯖江の伝統工芸をミックスしたものが、鯖江職人アプリというわけだ。今後の展望としては、スポーツや物流の分野でアプリを開発してみたいという

Exciteニュース様のニュース記事

http://www.excite.co.jp/News/anime_hobby/20140429/Animeanime_18480.html

他にも伝統工芸の企画が存在します

伝統工芸2017

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