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Goal Map -MVP|資格学習をテーマにしたロードマップ管理アプリのMVP検証

2024.11.08

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01. MVP検証の位置づけ

この記事では、ゴールからの逆算ロードマップ管理アプリ「Goal Map」について、MVP検証の観点から整理します。

Goal Mapは、資格取得・就職活動・受験など、明確なゴールに向けて準備を進める人が、現在地と次の行動を把握しやすくするためのアプリ構想です。

今回のMVPでは、特に「資格取得」をユースケースとして設定し、学習進捗やスケジュール計画をどのように画面化できるかをモックで検証しました。

MVP検証の前提

本記事で扱う内容は、完成版アプリの実装報告ではなく、企画・競合分析・課題整理・画面モック作成を通じて、プロダクトの成立可能性や体験設計を確認するための検証記録です。

02. 検証したかったこと

今回のMVPで確認したかったのは、資格学習者が抱える「計画通りに進まない」「進捗が見えない」「理解不足に気づきにくい」という課題に対して、ロードマップ型の画面設計が有効かどうかです。

検証テーマ

  • ゴールから逆算した学習計画を、画面上でわかりやすく表現できるか
  • 学習進捗を可視化することで、現在地を把握しやすくできるか
  • 計画と実績の差分を見せることで、次の行動につなげられるか
  • 1st Phaseと3rd Phaseのように、段階的な機能拡張の見通しを立てられるか

03. 課題仮説

資格学習者は、試験日という明確なゴールを持っています。しかし、そこに至るまでの学習工程は自分で分解し、日々管理する必要があります。

そのため、学習計画を立てても、途中で遅れが発生したり、苦手分野が残ったまま進んだりすることがあります。MVPでは、このような課題を画面設計によってどこまで支援できるかを確認しました。

想定した課題

  • 進捗が見えず、不安が募る
    自分がどの程度学習を完了しているのか、どこが不足しているのかが把握しにくい。
  • 計画と実際の差異が大きい
    計画を立てても、現実には思うように進まないことが多く、途中で諦める原因になる。
  • 理解不足に気づきにくい
    学習量をこなすことに意識が向き、どこを復習すべきかが見えにくくなる。

04. 解決方針

これらの課題に対して、MVPでは「進捗を可視化する」「計画と実績の差分を把握する」「段階的に理解度確認へ拡張する」という方向性で画面を検討しました。

1. 目標達成までの進捗を可視化

進捗バーや日ごとの達成度を表示し、学習状況を一目で把握できるようにすることで、学習が積み上がっている実感を持てるようにします。

2. 計画と実績のギャップを分析

学習計画に対して実際の進捗がどの程度一致しているかを確認し、遅れや未完了の項目を見つけやすくします。MVP段階では、まず差分を視覚的に見せることを重視しました。

3. 理解度のチェックと補強

理解度チェックや復習提案は、将来的な拡張機能として検討しました。MVPでは、まず進捗管理の核となるロードマップと工程表の表現を優先しています。

05. 競合分析と課題整理

画面設計に入る前に、競合アプリを確認しながら、学習管理アプリに求められる要素を整理しました。

広告代理店でのコンペ、AWARD、営業受注などの経験を活かし、市場分析をしながら、ユーザーにとって使いやすいUIの方向性を検討しています。

競合アプリ分析

競合アプリを分析した後は、機能検討のために課題を洗い出しました。MVPで扱うべき機能と、将来的な拡張に回す機能を分けるための整理です。

課題整理

06. MVP制作までの流れ

MVP制作では、いきなり完成形を作るのではなく、まずはロードマップ管理に必要な基本体験を画面として確認できる状態にすることを優先しました。

制作フロー

1. 資格取得をユースケースとして設定
↓
2. 学習者の課題を整理
↓
3. 競合アプリを分析
↓
4. 必要な機能を洗い出し
↓
5. 開発フェーズを整理
↓
6. 1st Phaseのモックを作成
↓
7. 3rd Phaseの拡張イメージを作成
↓
8. MVPとして検証すべき範囲を整理

07. 開発フェーズの整理

開発フェーズは、機能の豊富さと実現難易度に応じて3段階に分けました。イメージとしては、「松・竹・梅」のように、最小構成から完成度の高い構成まで段階的に広げていく考え方です。

1st Phase – 基本機能の構築

  • プロダクトの基本機能を構築するフェーズです。
  • 工程線を引く、学習項目を配置する、進捗を確認するなど、最低限の機能を検証します。
  • MVPでは、このフェーズを中心に「使える体験の核」を確認します。

2nd Phase – 機能の追加・拡張

  • 基本機能を拡張し、SaaSとしての機能を充実させるフェーズです。
  • リマインダー、スケジュール調整、理解度チェックなど、使い勝手を高める機能を検討します。
  • MVP段階では構想に留め、優先度を整理する対象としました。

3rd Phase – 外販向けのUI/UX向上

  • 外部に販売することを視野に入れ、UI/UXを含む全体的なクオリティを高めるフェーズです。
  • プロダクトとしての完成度を向上させ、品質を保証するための作業を行います。
  • 今回のモックでは、将来的な完成イメージとして画面を整理しました。

08. 1st Phase|学習進捗のスケジュール計画

1st Phaseでは、学習進捗のスケジュール計画を中心に、最低限のロードマップ管理が成立するかを確認しました。

この段階で重視したのは、機能を増やしすぎることではなく、ユーザーが「ゴールまでの道筋」と「現在の進捗」を把握できることです。

Goal Map 1st Phase モック

工程表作成STEP

工程表作成では、ゴールから逆算して学習工程を配置し、どのタイミングで何を進めるかを見える化することを想定しました。

Goal Map 工程表作成ステップ

09. 3rd Phase|拡張後の画面イメージ

3rd Phaseでは、外販や本格運用を視野に入れた拡張後の画面イメージを整理しました。

1st Phaseで確認する基本体験に対して、将来的にはより多くの情報を扱い、ユーザーが学習状況をより細かく把握できるUIへ発展させる想定です。

Goal Map 3rd Phase モック

10. 実装・検証で見えた難しさ

今回の検証では、モックを作る過程で、ロードマップ管理アプリとして成立させるための難しさが見えてきました。

情報量が増えるほど画面が複雑になる

学習項目、期限、進捗率、理解度、メモ、リマインダーなど、扱いたい情報は多くあります。しかし、すべてを同じ画面に表示すると、ユーザーがどこを見ればよいか分かりにくくなります。

計画と実績の差分をどう見せるか

単に遅れを表示するだけでは、ユーザーにプレッシャーを与える可能性があります。遅れを責めるのではなく、次に何を調整すればよいかが分かる表現にする必要があります。

MVPで扱う範囲を絞る必要がある

理解度チェックや復習提案まで含めると、プロダクトとしての価値は高まります。一方で、MVPでは検証範囲が広がりすぎるため、まずは工程表と進捗可視化に絞る判断が必要でした。

11. 見えた課題と改善ポイント

モック検証を通じて、今後の改善ポイントとして以下を整理しました。

改善ポイント

  • 初回入力の負担を下げるため、学習計画テンプレートを用意する
  • 進捗の遅れをネガティブに見せすぎず、調整アクションを提示する
  • 工程表の全体表示と、日別タスクの詳細表示を切り替えられるようにする
  • 理解度チェックはMVP後の拡張機能として、進捗管理の体験が成立した後に検討する
  • 資格取得以外のユースケースにも展開できるよう、目標テンプレートを汎用化する

12. 学び

今回のMVP検証で得た学びは、学習管理アプリでは「機能の多さ」よりも「現在地がわかること」と「次の行動が決めやすいこと」が重要だという点です。

資格学習者にとって、計画通りに進まないこと自体は珍しくありません。重要なのは、遅れが発生したときに状況を把握し、現実的に計画を立て直せることです。

そのため、Goal Mapでは、計画を守らせるアプリではなく、計画を見直しながらゴールへ近づくための支援ツールとして設計する必要があると整理しました。

13. 次のアクション

今後は、1st Phaseのモックをもとに、より具体的な操作フローや入力項目を整理していきます。

  • 初回登録時に必要な項目を絞り込む
  • 工程表作成の操作手順を具体化する
  • 進捗入力の負担を下げるUIを検討する
  • 計画と実績の差分表示をプロトタイプ化する
  • 資格学習者を想定した簡易ユーザーテストを行う

14. まとめ

Goal MapのMVP検証では、資格取得をユースケースに、ゴールから逆算したロードマップ管理の画面体験を整理しました。

競合分析、課題整理、開発フェーズ設計、1st Phaseと3rd Phaseのモック作成を通じて、まず検証すべき範囲は「工程表作成」と「進捗可視化」であると整理しました。

今後は、初回入力の負担や計画と実績の差分表示をさらに具体化し、実際のユーザーが継続して使える体験へ改善していきます。

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