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この、あらゆる産業のタテの壁が溶けていく、かつてない時代に求められるのは、各業界を軽やかに越えていく「越境者」だ。
そして、「越境者」に最も必要な能力が、次から次に自分が好きなことをハシゴしまくる「多動力」なのだ。
※堀江貴文氏の書籍「多動力」より引用
多動力時代に求められるのは越境者?
~世代間ディベートで徹底討論!~
01) ディベート開始!
みなさんこんにちは!司会のパンダです🐼 本日は堀江貴文さんの著書『多動力』から、 現代社会における「越境者」と「多動力」の重要性について議論していきたいと思います。
議題は、「産業のタテの壁が溶けていく、かつてない時代に求められるのは、 各業界を軽やかに越えていく『越境者』だ。そして『越境者』に最も必要な能力が、次から次に自分が好きなことをハシゴしまくる『多動力』なのだ。」です。
主役のキリンさん🦒は結論ありきで、賛成のウマさん🐴は令和世代の視点、 反対のライオンさん🦁は昭和世代の視点から熱い議論を期待しています🔥!
02) 専門性や業界にこだわらない多動力?VS こだわる専門家?の意見表明!
私は、この主張は正しいと思いますね!時代は変化し続けているし、一つのことに固執しているよりも、色々なことに挑戦した方がチャンスも広がる。だから、越境者であることが重要だし、そのためには多動力が必要不可欠です!
ちょっと待ってくださいよ、キリンさん。石の上にも三年って言葉を知ってますか?一つのことをコツコツと続けることこそ、真の成功に繋がるんですよ。
確かに、昔は一つの会社で長く働くことが美徳とされていましたが、今は違います。終身雇用制度も崩壊しつつあり、自分のスキルを磨いて、様々な分野で活躍できる人が求められている時代だと思います。
そうは言っても、一つの分野を極めることで得られる専門知識や技術は、他の分野では得られない貴重な財産ですよ。簡単に「ハシゴ」なんて言って、本当に身になるんでしょうか?
もちろん、専門性を深めることも重要です。しかし、現代社会では、異なる分野の知識や経験を組み合わせることで、新しい価値を生み出すことが求められています。そのためには、多様な経験を積む「多動力」が重要になってくるんです。
例えば、AIやプログラミングの知識と、マーケティングのスキルを組み合わせれば、今までにないサービスを生み出せるかもしれません。越境することで、新しい視点や発想が得られる可能性は高まります。
うーん、でも、そんなに簡単に異分野で活躍できるものですかね?それぞれの分野には、長年培われてきた独自の文化や慣習があるでしょう。それを理解するには、時間をかけて経験を積むしかないんじゃないですか?
確かに、新しい分野に飛び込むには、ある程度の努力は必要です。しかし、インターネットの発達によって、誰でも簡単に情報を入手できるようになりました。積極的に情報収集し、学び続ける意欲があれば、異分野で活躍することも十分可能です。
それに、若い世代は変化を恐れず、新しいことに挑戦することに抵抗が少ない傾向があります。むしろ、一つの会社や仕事に縛られることを嫌う人も多いでしょう。
若い世代は、忍耐力や継続力が足りないんじゃないですか?すぐに飽きて、他のことに飛びついてしまう。そんなんじゃ、 何も成し遂げられませんよ!
「飽きる」ということは、必ずしも悪いことではありません。むしろ、一つのことを深く理解したからこそ、次のステップに進みたくなる。それが、新たな挑戦や成長に繋がるんです。
そうですよね。飽きることで、自分の興味や関心の変化に気づくことができます。それに、多様な経験を積むことで、本当に自分がやりたいことを見つけることができるかもしれません。
しかし、企業としては、すぐに辞めてしまうような人材は困りますよ。採用や教育のコストをかけても、すぐに辞められては、元も子もない。
確かに、企業側は即戦力となる人材を求める傾向があります。しかし、多動力を持つ人材は、変化への対応力が高く、新しいアイデアを生み出す力も持っています。長期的な視点で見れば、企業にとって大きなメリットとなるはずです。
それに、多動力を持つ人材は、様々な分野の知識や経験を持っているため、社内でのコミュニケーションを円滑にする役割も期待できます。部門間の連携を強化し、イノベーションを促進する力にもなるでしょう。
うーん…、確かに時代の変化に合わせて、働き方も変わっていく必要があるのかもしれませんね。しかし、やはり、長年培ってきた経験やノウハウを軽視すべきではないと思います。
もちろん、伝統的な価値観や経験も大切です。しかし、それだけに固執していては、時代の変化に対応できません。多動力と伝統的な価値観をバランス良く組み合わせることで、より良い未来を創造できると私は信じています。
03) さらに議論を深める!
ライオンさん🦁、少しは多動力にも理解を示してくれたようですね。しかし、本当に「タテの壁」は溶けているのでしょうか?例えば、医療現場や法律、伝統芸能の世界など、専門性が重視される分野では、まだまだ「石の上にも三年」の精神が求められているのではないでしょうか?
確かに、高度な専門知識や技術が必要とされる分野では、長年の経験や修行が不可欠です。しかし、そういった分野でも、IT技術の導入や異分野との連携によって、新しいサービスやイノベーションが生まれています。
例えば、医療現場では、AIを活用した診断支援システムや遠隔医療が普及しつつあります。法律の世界でも、リーガルテックと呼ばれるIT技術を活用したサービスが登場し、業務効率化が進んでいます。
伝統芸能の世界でも、VRやAR技術を活用した舞台演出や、海外への発信など、新しい試みが行われています。つまり、どんな分野においても、時代の変化に対応していくためには、新しい技術やアイデアを取り入れ、異分野と連携していくことが重要なんです。
なるほど…。しかし、「多動力」を重視するあまり、浅く広く知識を身につけるだけで、深い専門性を欠いた人材が増えてしまう懸念はないでしょうか?
もちろん、多動力を持つ人材がすべて成功するとは限りません。重要なのは、自分の強みや興味関心を理解し、それを活かせる分野に集中することです。多様な経験を積む中で、自分の専門性を深めていくことも可能です。
それに、「多動力」は、単にたくさんのことを同時進行するという意味ではありません。限られた時間の中で、効率的に仕事を進め、成果を上げるためのスキルも必要です。そのためには、優先順位をつけ、無駄な時間を削減するなど、戦略的な思考も求められます。
なるほど、多動力にも、ただ闇雲に色々やるのではなく、戦略が必要なんですね。
まさにその通りです!「多動力」とは、時代の変化に対応し、新しい価値を生み出すための、柔軟性と集中力を兼ね備えた行動力なのです。
うーむ、キリンさん🦒やウマさん🐴の話を聞いて、少し考えが変わってきましたよ。確かに、現代社会では、変化のスピードが速く、従来のやり方や価値観にとらわれていては、生き残れない時代なのかもしれませんね。
04) 判定!「引き分け」
みなさん、熱い議論をありがとうございました! どちらの意見も納得できる点がありましたね。 時代の変化に合わせて、働き方や求められる人材像も変化していくことは間違いありません。 今回の議題に対する私の判定は…、引き分け![/speech_balloon_right2]
「多動力」と「専門性」、どちらが良い悪いではなく、 それぞれの良さを理解し、状況に合わせて使い分けることが重要なのではないでしょうか? 今日の議論が、 みなさんにとって新しい働き方や生き方を考えるきっかけになれば嬉しいです。