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|コンセプトと特徴|コンテスト応募前の経緯|アプリ概要|iPhone版公開|
コンセプトと特徴
『ドコモゼミWebアプリラボ』最優秀賞を受賞
『docomoゼミWebアプリラボ』にて「インド式かけ算アプリ」で応募。
共同開発したAさんと共に『最優秀賞』を受賞。
コンテスト応募前の経緯
予告CM
実は受賞を目指す戦略の1つとして、応募時に簡易予告CMも公開しました。
インド式かけ算をテーマにした動機
元高校の数学教師Aさん(当時60歳)のエンジニアと、「子供に役立つ教育アプリを作りたいね」 という会話から実現させたアプリです。
元数学教師らしい発想だと感じました。
「TFきりんさん!新しい公式を思いついたんです!」理系出身の私ですが、はじめは全く理解できず…。
「でも、あれ?昔コンビニで立ち読みしたインド式算数に似ている気がします…」
※Aさんは独自でかけ算公式を生み出し発見した為、既存に驚かれました。
私はユーザー目線での不安を感じたところからスタートしました。
アプリ概要
インド式算数って?
書籍を含めて「インド式算数」を調査すると2ケタの掛け算以外にも多くの種類の計算式が存在します。
「○○の場合は、●●を!△△の場合は▲▲の計算式を用いる」 など、数式によってどの手法を利用するべきか?状況判断が素人には難しいと感じます。
1つを覚えたら全ての“かけ算”に利用できる万能な公式ではないのです。
日本の算数教育では、日本の子供にインド式算数は混乱を招く気のでは?
これをどう解決していくべきか?のチャレンジだと思いました。
【アプリでのコンセプト】
インド式算数の中でも、 とくに「2ケタの掛け算」は、基礎計算力がつき、暗算力を養えます。
中学で習う因数分解の「たすきがけ」にも似ています。(因数分解は、掛けるのみで足すはない)
実際にルールを理解し習得できれば、計算力は必ずつきます。
私はプランナーの立場として、この難解に思える「2ケタの掛け算」における ユーザビリティーを改善し、 子供に「シンプルな感覚」で遊んでもらう!ことに尽力致しました。
私が企画に込めた要点
- 3段階の基礎コースを設けました。(応用コースと同じレイアウトを3分割にした)
- 不正解で減点にすることは中止し、途中計算を見なおして修正すれば+5とした
- 1ターンごとに約5段階の結果を表示。最高レベルを目指す目的を提示
- 前記の最高レベルまでの対策を「通信簿」としてアドバイス
- 初期では全10問(約8分)だったが、ユーザー心理を考慮し全5問(約3~4分)に設定変更
- 暗算の快感を味わってもらうために、暗算の量によってボーナス3点、1点を設定
- 計算速度の理想となる20秒、30秒でのボーナス点を設定
【時間設定】 全5問(約3~4分)に
前項目5で述べたとおり、ユーザー心理を論理的に考慮し、反復の練習をしなければ意味がない。 そこで遊戯時間を3分に設定して、プランニングしました。
【配点設定】 5段階評価のためのパラメーターを設定
順当に正解すれば10点、誤答でも修正をして再正解すれば5点、 加点としては、速答で3点、暗算で5点、2点などがあります。 これらの点数を、5段階のに評価に仕分けします。 上のレベルを目指してもらうための配点と、実力にあった評価となるように、 ゲームのパラメーターは、私で設定しました。 間違えたまま放置し、理解を深めないまま進むと、最下位。 基礎力が身についても、速度や暗算を駆使できる名人レベルになってこそ、最高位。 となります。
下記ボタンで「WEBアプリ版」を試技いただけます。
PCでも遊べるWEBアプリ版が、『ドコモゼミWebアプリラボ』で受賞しました。
余談
応募に利用した「WEBアプリ版」の制作期間は5日間程でした。
締切日を考慮する中で、早期に応募することも我々の作戦でした。
私が2日間で構想とUIを制作し、Aさんが3日間でプログラミングをしていただく。
私は東京在住、Aさんは京都在住。
遠隔でのやりとりで開発を進めることになりました。
受賞パーティ時には、参加者らに驚かれました。
iPhone版公開
『WEBアプリ版 ⇒ iPhone版』でデザインを一新!
後日「iPhone版」を開発する際にデザインも改善し、機能を強化しました。
※2015年3月~2016年3月までAppstore公開しておりましたが、
2016年4月に公開終了致しました。