SDLアプリコンテスト2019 予選参戦記
東西ハッカソン制覇への助走。
最優秀賞「Car Eng」と「優良ドライバーチェッカー」誕生前夜
SDL × 車載アプリ × JINS-MEME × ゲーミフィケーション
2019年7月に東京、9月に大阪で開催された「SDLアプリコンテスト2019に応募しようぜハッカソン」に参加しました。
東京会場では、4チーム横断でアイデア出しや発表スライド準備を手伝いながら、車で英語学習をするアプリ「Car Eng」の発表にも参加し、東京会場のMVP作品に選出されました。
さらに、審査対象外のアイデア発表として提案した「優良ドライバーチェッカー」が、後のSDLアプリコンテスト2019決勝大会グランプリ受賞につながるきっかけになりました。
この記事では、東京・大阪の予選ハッカソンで何を考え、どのようにJINS-MEMEやSDLと出会い、どのように「Car Eng」と「優良ドライバーチェッカー」の原型が生まれたのかを整理します。
この記事で整理していること
・SDLアプリコンテスト2019 東京ハッカソンへの参加動機
・アイデア出しワークショップと、4チーム横断でのサポート経験
・JINS-MEMEとの出会いと、視線・姿勢・まばたきへの着目
・車で英語学習をするアプリ「Car Eng」のMVP受賞
・「優良ドライバーチェッカー」が生まれた臨時アイデアソン
・東京ハッカソン後に、自分で実装へ挑戦しようと決めた経緯
・大阪ハッカソンでのRaspberry Pi、M5Stack、WebSocket実装挑戦
・決勝大会グランプリへつながる予選での学び
- 東西ハッカソン制覇への助走。 最優秀賞「Car Eng」と「優良ドライバーチェッカー」誕生前夜
- 前談
- 01. 東京ハッカソンへの参加動機
- 02. 東京1日目:アイデア出しワークショップ
- 03. 異例の4チーム横断サポート
- 04. JINS-MEMEとの出会い
- 05. SDLをキャッチアップする
- 06. App1:車で英語学習する「Car Eng」
- 07. App2:「優良ドライバーチェッカー」の誕生
- 08. お蔵入りした別プラン「鼻歌ドライバー」
- 09. 東京ハッカソン後の復習と実装への決意
- 10. 大阪ハッカソンへ参加
- 11. 大阪2日目:JINS-MEMEとWebSocket連携への挑戦
- 12. バーベキューで打ち上げ
- 13. 参加して学んだこと
- 14. まとめ
前談
挑戦の始まり
自動車業界への苦手意識から、SDLハッカソンへ参加
2013年頃の転職活動で、カーナビ開発会社や全国の駐車場データベースを持つ企業の面接を受けたことがありました。
当時の私は、カーナビや駐車場を活用した新しいアイデアをうまく思いつくことができませんでした。スマートフォンのGoogleマップのようなサービスが伸びていく中で、従来型のカーナビは先細りしていくのではないか、と感じていた時期でもあります。
一方で、2018年頃からは、観光とゲーミフィケーションを組み合わせた企画でコンテストに挑戦することが増えていました。その中で、NAVITIME様の技術や、移動体験を支えるサービスの奥深さにも驚かされていました。
そんなタイミングで、connpassで「SDLハッカソン東京」の募集を見つけました。
最近の自動車業界ではどのような技術やアイデアが生まれているのか。
面白いエンジニアと出会えるのではないか。
その期待から、SDLアプリコンテスト2019の予選ハッカソンに参加することにしました。
01. 東京ハッカソンへの参加動機

参加動機
車載アプリの可能性を知り、共創できる仲間を探したかった
「SDLアプリコンテスト2019に応募しようぜハッカソン@東京」は、2019年7月27日・28日に開催されました。
私の参加目的は、大きく2つありました。
ひとつは、自動車業界や車載アプリの最新状況を知ること。
もうひとつは、一緒にアプリコンテストへ挑戦できるエンジニアや仲間と出会うことです。
当時の私は、イベント支援システムの特許取得申請中の時期でもありました。
顔認証、表情分析、感情分析、屋内位置情報、AR、マッチング、診断結果のアウトプットといった技術テーマに強い関心を持っていました。
その関心を自動車業界に置き換えたとき、運転中の視線、姿勢、注意力、安全確認、学習体験、エンタメ性など、さまざまなアイデアにつながるのではないかと考えました。
車載アプリを、自分の企画領域へ引き寄せる
最初からSDLに詳しかったわけではありません。
むしろ、「SDLで何ができるのか」を学ぶところからの参加でした。
だからこそ、ハッカソンの現場でエンジニアの方々と話しながら、車載アプリの可能性を自分なりに理解していくことが重要でした。
教育、ゲーミフィケーション、診断、マッチング、行動データの可視化。
これまで自分が関わってきたテーマを、車や運転体験へどう応用できるかを考えるきっかけになりました。
02. 東京1日目:アイデア出しワークショップ
アイデア発散
「おかしな〇〇」から発想を広げるグループワーク
1日目の午前は、参加者全員でアイデア出しのグループワークを行いました。
同じテーブルの4人で、自分が考えたキーワードメモを用紙に書き、ベルトコンベアーのように用紙を回し合いながら、他の人がアイデアを追加していきます。
「おかしな〇〇」というように、あえて少し変な前提をつけることで、一般的な発想から外れたアイデアを出しやすくする手法でした。

他の参加者の発想に刺激を受ける
参加者の中には、コミカルなアイデアを次々と出せる、天才的なアイデアマンのような方もいました。
たとえば、「相席屋」「カイジ」「テラスハウス」「ドリフト」「YOUTUBER」といったキーワードが出てきました。
自動車アプリというテーマに対して、エンタメやテレビ番組、SNS文化のような文脈を組み合わせる発想に、センスを感じました。
一方で、私が最初に出していたキーワードは、「免許返納」「安全運転」「高齢者事故」「自動車教習所」などでした。
今振り返ると、すでにこの段階で「優良ドライバーチェッカー」につながる、安全運転や運転評価への関心が出ていたように思います。
真面目すぎるアイデアから、少しウケ路線へ
ただ、他の参加者の面白いアイデアを聞いているうちに、「自分のアイデアは正統派すぎるかもしれない」と感じました。
そこで少し思考を変えました。
「人志松本の〇〇な話」で紹介されていた「捨て左折」や、宮川大輔さんの「チンさむロード」のように、運転中のあるあるや笑える体験をアプリにできないかと考えたのです。
ハッカソンでは、最初から完成度の高い正解を出すよりも、発想を広げることが大切です。
真面目な安全運転のテーマと、少しふざけたエンタメ性。
この両方を行き来しながら、後のアイデアにつながる種を探していました。
03. 異例の4チーム横断サポート
横断サポート
デザイナー・プランナー不在の中で、4チームの発表準備を支援
東京ハッカソンの1日目は、6チームが参加していました。
そのうち1チームは学生チームで、さらに2チームは2日目に途中離脱しました。
学生以外の参加者は、ほとんどがエンジニアでした。
デザイナーやプランナーが不在に近い状況だったため、私は複数チームの発表スライドや素材準備を手伝うことになりました。
結果として、1日目は4チーム横断でスライド準備をサポートするという、これまでにない動き方をすることになりました。
誰かと組むために、まずは役に立つことから始めた
私の参加目的は、「誰かと組んで挑戦したい」「一緒にコンテストへ応募できるチームメンバーを探したい」というものでした。
そのため、自分だけの企画を押し通すのではなく、まずは複数チームの発表準備を手伝い、場に貢献することを選びました。
この経験は、後の「Car Eng」の共同発表や、「優良ドライバーチェッカー」のアイデア発表にもつながります。
ハッカソンでは、スキルそのものだけでなく、短時間で信頼関係を作る動き方も重要だと感じました。
04. JINS-MEMEとの出会い
デバイスとの出会い
視線・姿勢・まばたきを測れるメガネ型IoTデバイスに着目
JINS-MEMEとの出会いは、東京ハッカソン1日目のランチタイムでの雑談でした。
同席していたエンジニアの方に、私が顔認証、表情分析、感情分析、屋内GPS、AR×位置情報、マッチングシステムなどについて質問していたところ、「JINS-MEMEって知ってる?」と教えていただきました。
JINS-MEMEは、視線、姿勢、まばたきといった情報を取得できるメガネ型のIoTデバイスです。
このとき、私の頭の中に「視線」「姿勢」「まばたき」というキーワードが強く残りました。
車とJINS-MEMEを組み合わせる発想
当時、JINS-MEMEは発売から約4年が経過しており、正直なところ「やや古いデバイスで、今でも使えるのだろうか」という疑問もありました。
しかし、車と組み合わせて考えると、可能性は大きいと感じました。
- 巻き込み確認をしているか
- 信号や標識を見ているか
- 歩行者や自転車に視線が向いているか
- 姿勢が崩れていないか
- まばたきや集中状態に変化があるか
こうした情報を活用すれば、運転中の安全確認や注意力を可視化できるのではないか。
この発想が、後の「優良ドライバーチェッカー」につながっていきます。
05. SDLをキャッチアップする
技術理解
SDLのテストシミュレーターに触れ、車載アプリのイメージを掴む
参加当初、私は「SDLで何ができるのか」を十分に理解できていませんでした。
そのため、2日目の昼には、実際に本物のクルマのアクセルを踏んで、SDLのテストシミュレーターを見学する機会を得ました。

自分の得意領域を車載アプリへ置き換える
この時点で、私は車載アプリの専門家ではありませんでした。
しかし、これまでの経験を置き換えれば、企画の切り口は出せると感じていました。
企画に加えたエッセンスは、以下のようなものです。
- 前職までの教育業界でのオンライン教育サービス立ち上げ経験
- ソーシャルゲームで学んだゲーミフィケーションの考え方
- 特許申請中だったイベント支援システムで考えていた、顔認証、表情分析、感情分析、趣味嗜好のマッチング、診断結果のアウトプット
これらを自動車業界に置き換えながら、車の中で何を学べるのか、何を診断できるのか、どのように楽しい体験へ変えられるのかを考えていきました。
06. App1:車で英語学習する「Car Eng」
MVP受賞
ウマ🐴さんとの共同作品「Car Eng」が東京会場MVPに選出

東京会場では、3チームの中で「TFきりんさん、一緒に発表しましょう!」と声をかけてくださったウマ🐴さんと、共同作品として「Car Eng」を発表しました。
「Car Eng」は、車の中で英語学習をするアプリです。
移動時間を学びの時間に変え、車内という閉じた空間を、英語学習の場として活用するアイデアでした。
この「Car Eng」は、東京ハッカソンにおけるMVP作品として選出されました。
おふざけと学習を組み合わせる
車内学習というテーマは真面目な教育アプリにもできますが、ハッカソンでは、少し遊び心を持たせることも重要です。
運転中や移動中のテンション、発話、音声、クイズ、ゲーミフィケーションを組み合わせれば、英語学習を単なる勉強ではなく、車ならではの体験にできます。
この「Car Eng」の受賞は、後のSDLコンテスト本命作品としての準備にもつながっていきました。
07. App2:「優良ドライバーチェッカー」の誕生
原型誕生
審査対象外のアイデア発表が、後のグランプリ作品につながる
東京ハッカソンでは、ハッカソン運営者の方から、特別に「選考対象外にはなるけれど、TFきりんさんもアイデアベースで発表してみて良いよ」と声をかけていただきました。
そこで私は、アイデア発表をすることにしました。
これは、発表者である私と、会場のオーディエンスが一緒にブレストするような、臨時アイデアソンのような時間でした。


加点・減点で運転を評価するゲーミフィケーション
この時の発表では、ゲーミフィケーションの要素を強めにしました。
運転直後に、「さっきの標識は何だった?」とクイズのように確認する。
安全確認や巻き込み確認を、加点・減点で評価する。
運転をただの移動ではなく、振り返りと学習ができる体験にする。
そうした考え方で発表しました。
その場で「運転直後に標識なんだった?というクイズ風にするのは面白いよね」とお褒めの言葉をいただいたことが、「優良ドライバーチェッカー」誕生のきっかけになりました。
この発表は審査対象外でしたが、LINE様から特別にアイデア賞をいただきました。

08. お蔵入りした別プラン「鼻歌ドライバー」
別案メモ
作曲もできる鼻歌ドライバーというアイデア
実は、この時に私がやりたかった別プランとして、「作曲もできる鼻歌ドライバー!」というアプリ案もありました。
チーム横断でお手伝いしていたチームの中に音楽系アプリがあったため、同じ音楽系だとネタが被ると考え、この企画はお蔵入りにしました。
ただ、私の中ではかなり自信があった企画です。

一人でドライブしていると、ふと寂しくなる時間があります。
その時の気持ちを、アップテンポ風、DJバトル風、ドラクエ冒険風などの伴奏に変換し、ドライバーが鼻歌を歌えるアプリです。
ワイパーの動きや気分のバロメーターと連動し、録音した鼻歌を友達にシェアできるような体験を想定していました。
車内を、感情と音楽の遊び場にする
このアイデアは、運転を安全にするというよりも、車内の孤独感や退屈さを、音楽や創作体験に変える発想でした。
「Car Eng」や「優良ドライバーチェッカー」とは違う方向性ですが、車内という空間には、学習、安全、エンタメ、感情表現など、さまざまな可能性があると感じていました。
09. 東京ハッカソン後の復習と実装への決意
自宅復習
マインドマップで整理し、自分で開発することを決める
東京ハッカソンを終えた後、自宅で頭を整理するために、SDLハッカソン東京で得たアイデアや学びをマインドマップにアウトプットしました。

JINS-MEMEを購入
ウマ🐴さんとの共同作品「Car Eng」でいただいたMVP賞金は、2人で折半しました。
その金額がJINS-MEMEの購入額とほぼ同額だったため、私はすぐに購入を決意しました。

Car Engを本命にしつつ、優良ドライバーチェッカーも諦めきれない
SDLコンテストへの応募本命は、ウマ🐴さんとの共同作品である「Car Eng」にすることを決めていました。
UI作成、スライド、英語教材、TOEIC問題集、音声素材などの準備を進める予定でした。
一方で、「優良ドライバーチェッカー」もアプリとして開発したい気持ちがありました。
ただ、自分の実力では実装が難しいのではないか。
他に開発してくれるエンジニアを探すべきではないか。
JINS-MEMEをゼロから調べて一緒にやってくれる人は少ないのではないか。
そう悩みながらも、実装を誰かにお願いすると、自分自身の技術知見が増えないとも感じていました。
自分で開発してみようと決意
遅咲きながらエンジニアになりたいという願望もあった私は、最終的に「よし、自分で開発してみよう」と決めました。
まずは東京会場で十分に教わることができなかったSDLシミュレーター、Raspberry Pi、JINS-MEMEとの連携を、自宅で試してみようと考えました。
しかし、すぐに壁にぶつかりました。
Raspberry Piでうまく動かない。
エラーのたびに時間を浪費しているように感じる。
自分の実力では早々に限界が来たのではないか、と心が折れかけました。
それでも、運営スタッフの方のご厚意に甘え、SlackやFacebookで質問しながら進めようとしました。
同時に、素人レベルの質問を続けて申し訳ないという自覚も芽生えていきました。
10. 大阪ハッカソンへ参加
大阪挑戦

共創の誘惑を振り切り、今回は1人で挑戦する
2019年9月14日・15日に開催された「SDLアプリコンテスト2019に応募しようぜハッカソン@大阪」に参加しました。
大阪ハッカソンにも、すごいエンジニアの方々が多く参加しており、圧倒されました。
「チームでやろう」という共創の誘惑もありました。
しかし、東京ハッカソンでの経験から、私は「結局、自分で実装しないと技術も覚えないし、開発スキルも成長しない」と感じていました。
大会が終わった後に、また自分で実装できずに困ってしまうのは避けたい。
不安は大きかったものの、大阪では「今回は1人で挑戦してみよう」と目標を定めました。
1日目の成果
運営スタッフの方に全面的にサンプル提供と技術支援をいただき、1日目は満足できる成果で終えることができました。
- Raspberry PiでWebビューを表示できた。
- M5Stackのボタンを「アクセル」として扱い、Raspberry Piシミュレーターが動くようになった。

少し進んだだけでも、大きな手応えがあった
M5Stackを使ってシミュレーターが動いたことで、私はかなりテンションが上がりました。
「M5Stackを使えれば、今後の企画も広がる」
「IoTの実装をどんどん進めていけるかもしれない」
そう感じました。
もちろん、その後に一人で実装を進めると、また壁にぶつかることになります。
それでも、自分の手でデバイスを動かせた経験は、大きな一歩でした。
11. 大阪2日目:JINS-MEMEとWebSocket連携への挑戦
実装構想
カーナビ、JINS-MEME、WebSocket、M5Stackをつなげたい
大阪ハッカソン2日目に向けて、私は深夜から最終発表用のスライドを準備しました。
2日目の目標は、以下の3つでした。
- カーナビにJINS-MEMEを動かしてみたい
- カーナビとアプリ画面をWebSocketでつなげたい
- 余力があれば、M5Stackも活用したい
フロー構想図
LINE ThingsやM5Stackとどう連携させるかを考えながら、システム構成図も作成しました。

実装には至りませんでしたが、JINS-MEME、車載画面、外部デバイスをどうつなぐかを考えるきっかけになりました。
大阪発表で追加した要素
大阪でのプレゼンでは、東京での発表に加えて、以下の要素を追加しました。
- ゴールド免許
- JINS-MEME
- 巻き込み確認

発表後にいただいた賞状とコメント
プレゼン後には、賞状やたくさんのコメントをいただきました。
技術的には未完成な部分もありましたが、自分で挑戦し、企画を具体化しようとしたことに対して反応をいただけたのは、とても励みになりました。

12. バーベキューで打ち上げ
交流の記録
ハッカソン後の交流も、次の挑戦につながる時間だった
大阪ハッカソンの後は、運営側のご厚意で夏のバーベキューが開催されました。
上質なお肉がとても美味しく、2日間の緊張感から解放される時間でもありました。

技術イベントは、人との出会いも大きな価値
ハッカソンの価値は、成果物だけではありません。
普段なら出会えないエンジニア、企画者、運営スタッフの方々と話し、技術やアイデアについて相談できる時間も、大きな学びになります。
東京・大阪の両方に参加したことで、SDL、JINS-MEME、M5Stack、Raspberry Pi、車載アプリといった技術だけでなく、挑戦を支えてくれる人とのつながりの大切さも感じました。
13. 参加して学んだこと
学び
自分で実装に踏み込むことで、企画の解像度が上がる
東京と大阪のSDLハッカソンを通じて学んだのは、企画だけではなく、自分で実装に踏み込むことの大切さです。
東京では、4チーム横断でスライドやアイデア出しを支援し、「Car Eng」でMVPを受賞しました。
一方で、「優良ドライバーチェッカー」を自分の力で開発しようとしたとき、JINS-MEME、SDLシミュレーター、Raspberry Pi、M5Stack、WebSocketなど、実装面で多くの壁にぶつかりました。
しかし、その壁にぶつかったことで、企画の現実性や技術的な難しさをより具体的に理解できるようになりました。
学びになったポイント
- ハッカソンでは、場に貢献することでチームや仲間との接点が生まれる
- 面白いアイデアは、真面目な課題意識と遊び心の両方から生まれる
- JINS-MEMEのようなデバイスは、車載アプリと組み合わせることで新しい価値を生める
- 自分で実装に踏み込むと、企画の実現性や制約が見える
- 技術的に未完成でも、挑戦の過程で得た知見は次のプロダクトにつながる
- 東京と大阪の予選で得た経験が、決勝大会グランプリへの土台になった
14. まとめ
まとめ
東京・大阪の予選が、グランプリへの助走になった
SDLアプリコンテスト2019の東京・大阪ハッカソンは、後のグランプリ受賞につながる大きな助走でした。
東京では、4チーム横断でアイデアやスライド準備を支援しながら、「Car Eng」でMVPを受賞しました。
さらに、審査対象外のアイデア発表として提案した「優良ドライバーチェッカー」が、LINE様からアイデア賞をいただき、後の本命企画へと成長していきました。
その後、自宅でJINS-MEMEを購入し、自分でSDLやRaspberry Piの実装に挑戦しました。
思うように動かず、何度も心が折れそうになりましたが、その苦戦があったからこそ、大阪ハッカソンで再挑戦し、技術理解を深めることができました。
東京でアイデアが生まれ、大阪で実装へ踏み込み、決勝大会へつながっていく。
この一連の流れは、単なる受賞記録ではなく、企画者が実装に踏み込み、プロダクトの解像度を高めていった実践記録です。