概要
制作概要
楽書家・今泉岐葉さんとのコラボで生まれた、創作書道×デジタルアート作品
この作品は、楽書家・今泉岐葉さんとのコラボレーションによって制作した、創作書道とデジタルアートを組み合わせた作品です。
テーマは「鰹」です。
漢字の形をそのまま見せるだけではなく、文字の中に物語や風景を入れ込み、見る人が「なるほど」と感じられるような表現を目指しました。
「魚へん」は、一本釣りをする少年として表現しています。
また、4つの点はカツオを表し、「堅」の文字の中には、海の中を泳ぐカツオを水族館のように覗き見る構図を入れています。
背景の波も含めて、全体を青色で統一し、海・魚・少年・文字がひとつの世界観としてまとまるように意識しました。
私自身、とても気に入っている作品のひとつです。
司会パンダ この記事で整理していること
- 楽書家・今泉岐葉さんとのコラボ制作について
- 「鰹」の文字に込めたデザイン意図
- 魚へん・4つの点・堅の文字に入れた表現
- 青色で統一した世界観の考え方
- その他の創作書道作品の紹介
- 「顔晴ろう!にっぽん!」で伝えたいメッセージ
- 創作書道×デジタルアートで学んだこと
01. コラボ制作の背景
書の力とデジタル表現を組み合わせ、文字に物語を加える
この作品は、楽書家・今泉岐葉さんとのコラボレーションによって生まれました。
書道や創作文字には、文字そのものが持つ力があります。
筆の勢い、線の強弱、余白、墨のにじみ、形の崩し方などによって、同じ文字でも印象が大きく変わります。
そこにデジタルアートの要素を加えることで、文字の意味をより視覚的に伝えられるのではないかと考えました。
創作書道にデジタル表現を加える意味
通常の書道作品では、文字そのものの美しさや力強さを味わいます。
一方で、デジタル表現を加えると、文字の意味や背景にある物語を、イラストや色彩として補足できます。
今回の「鰹」では、単に魚の名前として文字を書くのではなく、海、波、一本釣り、泳ぐカツオ、水族館のような奥行きまで含めて表現したいと考えました。
文字を“読む”だけでなく“見る”作品へ
この作品で大切にしたのは、文字を読むだけでなく、見て楽しめる作品にすることです。
漢字のパーツを分解し、それぞれに意味を与えることで、文字そのものがひとつの絵のようになります。
見る人が「この部分は何だろう?」と覗き込みたくなるような、発見のある作品を目指しました。
司会パンダ 02. 鰹の作品
一本釣りの少年と、海を泳ぐカツオを文字の中に描く
この「鰹」の作品では、漢字のパーツを活かしながら、魚や海の世界を表現しました。
まず、「魚へん」の部分は、一本釣りをする少年として見立てています。
鰹といえば、力強く泳ぐ魚であり、一本釣りのイメージも強くあります。
そのため、魚へんを単なる部首として扱うのではなく、海と人の関係性を表すモチーフとして使いました。
4つの点はカツオを表現
「魚」の下にある4つの点は、海の中を泳ぐカツオとして表現しています。
漢字の構造をそのまま活かしながら、意味のあるモチーフへ変換しました。
文字の一部を魚として見せることで、漢字の意味とビジュアルが自然につながるようにしています。
「堅」の文字には、水族館のような視点を入れる
「鰹」の右側にある「堅」の文字には、海の中のカツオを覗き見るような表現を入れました。
まるで水族館の水槽を覗いているように、文字の中に海の奥行きがあるイメージです。
文字の中に小さな世界を作ることで、見ている人が作品の中へ入り込めるような感覚を目指しました。
司会パンダ 03. 色と構成に込めた意図
青色で統一し、海・波・魚・文字をひとつの世界観にまとめる
この作品では、背景の波も含めて、全体を青色で統一しました。
鰹というテーマを考えたとき、やはり大切なのは海の印象です。
青色を基調にすることで、魚が泳ぐ水の世界や、波の動き、海の奥行きを感じられるようにしました。
青色で統一した理由
青色は、海や水を連想させる色です。
また、涼しさ、透明感、奥行き、静けさ、力強さも表現できます。
カツオは力強く泳ぐ魚ですが、作品全体を激しい印象にしすぎるのではなく、海の中を覗き見るような落ち着いた雰囲気も残したいと考えました。
波の背景で動きを出す
背景には波の要素を入れています。
文字だけでは静止した印象になりますが、波を加えることで、海の動きや魚の躍動感が伝わりやすくなります。
ただし、背景が強すぎると文字の存在感が弱くなるため、全体の色味を青系にまとめ、文字と背景がぶつからないように意識しました。
お気に入りの作品になった理由
この作品は、自分でも気に入っている作品です。
理由は、文字の意味、漢字の形、イラスト的な見立て、色の統一感がうまく重なったからです。
創作書道とデジタルアートの組み合わせによって、文字がただの記号ではなく、物語を持つビジュアルとして表現できたと感じています。
司会パンダ 04. その他の創作書道作品
作品紹介
母の日、桃の節句、凧、菫など、季節や想いをテーマにした作品群
「鰹」以外にも、さまざまなテーマで創作書道作品を制作しています。
たとえば、母の日、桃の節句、凧、菫(すみれ)などです。
それぞれの作品では、文字の意味や季節感、行事の背景、込めたいメッセージを大切にしながら、書とビジュアルを組み合わせています。
テーマごとに表現を変える
創作書道では、テーマごとに表現の方向性が変わります。
母の日であれば、感謝や温かさ。
桃の節句であれば、春らしさや華やかさ。
凧であれば、空に舞い上がる動きや勢い。
菫であれば、花の可憐さや季節の情緒。
このように、文字だけでは伝えきれない空気感を、色や構図、デジタル表現で補っています。
創作書道の面白さ
創作書道の面白さは、文字を自由に解釈できるところにあります。
漢字や言葉には、意味があります。
その意味をどう形にするか、どこまで崩すか、どのような色や背景を加えるかによって、作品の印象が変わります。
書の力強さと、デジタルの柔軟な表現を組み合わせることで、より多くの人に伝わりやすい作品になると考えています。
司会パンダ 05. 「顔晴ろう!にっぽん!」について
クリエイターとのコラボ作品を通じて、前向きなメッセージを届ける
「顔晴ろう!にっぽん!」は、さまざまなクリエイターの方とコラボしながら、作品に込めたメッセージを伝えていくサイトです。
作品そのものを見てもらうだけでなく、その背景にある想いや、誰かを励ましたい気持ち、前向きに進もうとするメッセージも一緒に届けたいと考えています。
「顔晴ろう」という言葉に込めた意味
「頑張ろう」という言葉は、時に少し重く感じることがあります。
そこで、「顔晴ろう」という表記にすることで、前を向いて、笑顔で晴れやかな気持ちになれるようなメッセージを込めています。
作品を見る人が、少しでも元気になったり、気持ちが明るくなったりするきっかけになれば嬉しいです。
作品とメッセージを一緒に届ける
創作作品には、見た目の美しさだけでなく、作者の想いや背景があります。
「顔晴ろう!にっぽん!」では、そうした想いも含めて伝えていくことを大切にしています。
誰かを応援する作品。
季節を感じる作品。
地域や日本文化を大切にする作品。
言葉の力で前向きになれる作品。
そうした作品を、クリエイターとのコラボを通じて発信していく場として考えています。
司会パンダ 06. 制作で学んだこと
文字の意味を分解し、物語として再構成する面白さ
今回の「鰹」の作品を通じて学んだのは、文字は単なる記号ではなく、解釈次第で物語になるということです。
漢字は、部首やパーツに分解できます。
そのひとつひとつに意味を見つけ、絵として再構成することで、見る人にとって楽しい作品になります。
制作で意識したポイント
- 漢字の形を活かしながら、意味のあるモチーフに変換する
- 「魚へん」を一本釣りの少年として見立てる
- 4つの点をカツオとして表現する
- 「堅」の中に、水族館のような海中表現を入れる
- 背景の波と青色で、作品全体を海の世界観にまとめる
- 書道の力強さとデジタルアートの親しみやすさを両立する
コラボ制作の価値
コラボ制作では、自分ひとりでは出てこない表現が生まれます。
楽書家・今泉岐葉さんの書の表現に、自分のデジタル的な解釈やビジュアル表現を重ねることで、作品に新しい見え方が生まれました。
書の持つ勢いや余白に、イラスト的な物語性を加える。
この掛け合わせが、創作書道×デジタルアートの魅力だと感じています。
07. まとめ
まとめ
創作書道とデジタルアートで、文字に新しい物語を加える
「鰹」の作品は、楽書家・今泉岐葉さんとのコラボによって制作した、創作書道とデジタルアートの作品です。
魚へんを一本釣りの少年として見立て、4つの点をカツオとして表現し、「堅」の文字の中に海の中を泳ぐカツオを覗き見るような世界を入れました。
背景の波も含めて青色で統一し、海の世界観としてまとめています。
この作品は、私自身もとても気に入っている作品です。
この制作で得た学び
- 漢字は、分解して解釈すると物語性を持たせられる
- 書道とデジタルアートを組み合わせると、表現の幅が広がる
- 色の統一感は、作品の世界観をまとめるうえで重要
- コラボ制作では、書の力とデジタル表現の両方を活かせる
- 作品に込めたメッセージを言語化することで、見る人に伝わりやすくなる
創作書道は、文字を書く表現でありながら、絵や物語にも近い表現です。
そこにデジタルアートを加えることで、より多くの人に伝わる作品へ広げられると感じました。
今後も、文字の意味や季節感、想いを大切にしながら、見る人の心に残る作品づくりを続けていきたいです。
司会パンダ









