鹿児島県には、「砂むし風呂」という珍しい温泉があります。地中から湧き出る熱い源泉に砂を混ぜて作る、この風呂は体の奥深くまで温まり、血行促進や痛み緩和などの効果が期待できるのだそうです。ぜひ旅行のおり立ち寄って、この不思議な体験をしてみましょう。
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指宿へ到着
指宿駅前での“ふれあいの足湯”広場
指宿駅前には“足湯コーナー”があります。私が訪問した際は、大学サークルで談話しており、路上トランペット演奏を聴いてる人々の光景を目にしました。
01）砂むし風呂とは？鹿児島の魅力的な温泉
地中から湧く熱い源泉に砂を混ぜる
みなさん、鹿児島の砂むし風呂はご存知ですか？この風呂は、温泉街の地中から湧き出る熱い源泉に、細かい砂を混ぜて作られています。熱い砂に体を埋めると、体の芯から温まり、さまざまな効果が期待できるのだそうです。
鹿児島には砂むし風呂以外にも、多くの魅力的な温泉があります。たとえば、露天風呂から雄大な桜島の景色が望める温泉や、美肌の湯として知られる塩化物泉など、各地で個性豊かな温泉を楽しめます。
02）砂むし風呂の健康効果は？体の内側から芯からポカポカ
血行促進や痛み緩和に期待
砂むし風呂に入ると、高温の砂に包まれ、体の芯から温まります。みなさん、この体験はまるで地中で丸焼きにされているかのようです。そんな過酷な体験がもたらすのは、驚くべき健康効果なのです。
砂の重みによるマッサージ効果で血行が促進され、筋肉の痛みを和らげてくれます。また、体の芯から温まることで、自律神経を整え、免疫力のアップにもつながるそうです。癖になる砂の心地よさに、リフレッシュできること間違いなしです。
03）砂むし風呂体験のコツ
事前に飲食を控えめに、汗をかいて発汗
みなさん、砂むし風呂は一風変わった体験ができる温泉ですが、少し気をつけることがあります。高温の砂に包まれるので、脱水症状を起こさないよう、事前に水分をしっかりと摂取しましょう。また、空腹時よりも食後の方が体力的に楽だと言われています。
砂に埋まった状態では発汗が促されるので、汗をかいて体を温めた上で入るのがコツです。風呂上がり後は休憩を取り、水分を補給しましょう。体調が優れない場合は無理せず、控えるのが賢明です。
砂むし風呂って？
海水浴の砂浜で埋められた経験ありますよね？
そんな砂に埋められる温泉場は、旅行ネタには最高のイベント。
いざ砂に埋まると、血流がドクン！ドクン！と言い出すのが実感できます。
黒かった血が15分程で赤い血に！
若い女性には、発汗作用で美容効果にも最適！
そんな医学効果も、砂に埋まれば、なんとなく納得ですね。
平均15～20分を時間の目安に埋まります。
砂海岸から施設内に戻り、シャワーで砂を流して、大浴場＆サウナで再入浴できます。
効能は？
神経痛・リウマチ・腰痛・関節痛・骨折・脳卒中麻痺・むちうち・火傷・虚弱児・アトピー・皮膚病・痔・ぜんそく・糖尿病・胃腸病・月経障害・不妊症・貧血・冷え性・便秘・肥満・全身美容など。
1） 寝て入るため血液が心臓に環流しやすい
2） 砂の圧力で心臓から送り出される血液の量が増加する
3） 55度前後の高温が血管を拡張し、心機能を高め全身環流を促進
錦江湾を眺める絶景
本土の最南端と言える鹿児島の海岸で、日没を眺めながら砂風呂に！
砂に埋まってる際は、あまり景色は見れないのですが…。
施設の３階にも展望台があるので、風呂上がりにドリンク片手に絶景を眺めるのもオススメ！
錦江湾が一望でき、大隈半島が近くに見えます。
温泉のメカニズム
摺ヶ浜の山の手には、90度を超す泉源がいくつもあ、地下に高い熱源があるため、熱い湯が海岸部に流下し、自然湧出してます。
また内陸部からの地下水だけではなく、鹿児島湾の海水も浸透し、地下で塩水クサビという地下水と海水の境界をつくっている。内陸からの熱水はこのクサビを通過せず、クサビに沿って砂むし場付近に湧き上がってくる」と塩水クサビ説。
指宿の塩湯は海水説よりも、今や「化石海水説」が有力と考えられており、特に硫酸イオン濃度は海水の２～３倍と高く、単に海の水が温められたものではないことが立証されています。
地下の深い所にたまった古代の水（年代不明）が指宿温泉の源泉であるとされ調査中とのこと。
さいごに
鹿児島の砂むし風呂は、体の内側からぽかぽかと温まる不思議な体験ができる温泉です。日頃の疲れを癒やし、健康増進を願えるこの風呂は、鹿児島の魅力のひとつと言えるでしょう。
次回の鹿児島旅行の際は、ぜひ砂むし風呂に行って、地中の熱と潤いを体感してみてはいかがでしょうか。きっと、この体験を通して、旅の思い出に新たな一ページが加わるはずです。
