『鹿児島』の旅

桜島ドライブの魅力!有村溶岩展望台から南岳噴火口を満喫(後編)

2010.08.30

鹿児島県の象徴「桜島」は、現役の活火山として今も噴煙を上げ続けるダイナミックな島です。この記事(後編)では、桜島を一周するドライブで出会える絶景スポットをご紹介します。前編でのフェリー渡航に続き、島を巡りながら見える圧倒的な自然の迫力をお伝えします。

この記事では、桜島ドライブの魅力を「有村溶岩展望台」「噴火の歴史と埋没鳥居」「文学の足跡」「防災と火山の共存」の4つのテーマに分けてご紹介します。

01)有村溶岩展望台——南岳噴火口を間近に望む絶景

絶景・展望

溶岩の大地に立つ展望台——桜島最大の見どころ

桜島一周ドライブのハイライトが「有村溶岩展望台」です。桜島港から車で約20分の場所に位置するこの展望台は、南岳噴火口を最も近くで見られる人気スポットです。眼前に広がる黒々とした溶岩原と、遠くに見える噴煙を上げる山頂——その圧倒的な景観は、生きた火山の迫力を体感させてくれます。

展望台の周辺には、過去の噴火で流れた溶岩が黒く固まった大地が広がっており、自然の力強さを肌で感じることができます。入場は無料で駐車場も完備されており、気軽に立ち寄れるスポットです。火山活動の状況によっては爆発音が聞こえることもあり、それもまた桜島ならではの体験です。

02)大正噴火と「埋没鳥居」——歴史を刻む火山の爪跡

歴史・史跡

大正3年の大噴火で3mの鳥居が埋没——今も残る噴火の記録

桜島のドライブ途中で見られる「埋没鳥居」は、大正3年(1914年)の大噴火でその上部だけが地上に出るほど溶岩と火山灰に埋まってしまった鳥居です。本来の高さは3メートルほどあったとされますが、現在は地面から笠木部分だけが覗くような状態で保存されています。

この鳥居は当時の噴火がいかに壮大なものだったかを如実に示す、生きた歴史的証拠です。今では観光スポットとして整備されており、その前に立つと火山とともに生きる人々の歴史が胸に迫ります。桜島観光の際には必ず立ち寄りたい場所のひとつです。

03)林芙美子文学碑——桜島にゆかりある文豪の足跡

文化・文学

放浪記で知られる林芙美子が愛した桜島の風景

ドライブ途中には「林芙美子文学碑」も立ち寄りたいスポットです。「放浪記」で知られる小説家・林芙美子は鹿児島にゆかりがあり、桜島の景色を愛したとされています。碑の近くには昔ながらの酒屋さんがあり、地元のお酒(焼酎など)をお土産に購入するのもおすすめです。

文学と火山が共存するこの場所ならではの雰囲気は、歴史好きや文学ファンにはたまらない体験でしょう。桜島ドライブは自然だけでなく、こうした文化的な発見も楽しめるルートです。

04)火山とともに生きる——防災と共存の島・桜島

防災・生活文化

島民の日常に溶け込む噴火対策——火山の島の暮らし

桜島は今も活発な火山活動を続けており、島に住む人々はその噴煙とともに日常を過ごしています。島内の各所には防災シェルター(避難壕)が設置されており、火山との共存の姿を垣間見ることができます。

桜島を一周するドライブは約50kmほどで、フェリーでの渡航込みで半日あれば楽しめます。前編(桜島フェリー・錦江湾の絶景)と合わせて、鹿児島旅行の一大コースとして組み込んでみてください。活火山の壮大なスケールを実感できる、忘れられない体験になるはずです。

さいごに

桜島ドライブは、日本でも屈指の「生きた火山」を間近に体験できる、他にない旅の体験です。有村溶岩展望台の絶景、埋没鳥居の歴史、文学碑と島の暮らし——それぞれに深い魅力があります。鹿児島を訪れた際は、ぜひ桜島を一周してみてください。

旅とグルメが好きなUI/UXデザイナー

関連記事

目次