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当ページについて
教育業界でのLMS立上げに関わった4事例をご紹介
当ページは一般公開ページのため、情報管理の観点から企業・組織名は非公開とさせていただきます。本記事では、デザイナーとしてLMSを新規事業で立ち上げた経験をご紹介します。教育業界では過去から様々な形でLMSに関与してきており、その中から代表的な4事例を取り上げます。
2024年春頃にAIへの関心が高まり、実際に実装にチャレンジしてみたいという目標を持ちました。教育業界でのプランナーとしての経験を活かして、LMSでの実装を試してみたい気持ちが強くなりました。
当ページでは、デザイナーとしての話としてLMSを新規事業で立上げた話を伺いたいと思います。
LMSをLaravelで個人開発中です(2024年)。2024年春頃にAIに関心を持ち始めて、実際に実装にチャレンジしてみたい!という目標を持ちました。
教育業界との関わりの背景
公私にわたる教育業界との接点と蓄積されてきた知見
教育業界とは、過去に公私さまざまな形で関与してきました。小中学校のICT講師からLEGOを使ったプログラミング教室のグロースハック支援、e-learningコンテンツ制作、オンライン家庭教師の新規事業立上げ、家庭教師業のLMSの企画・開発、大学語学教材のブランディング支援、オンラインプログラミング教育企業でのLMS上流草案まで、多岐にわたります。
これらの活動の中には「友人の支援や未来の教育業への貢献になればいいな」というボランティア感覚でサポートしているものも多くあります。教育業界のIT化・DX化は歴史的に遅く、だからこそ改善できる余地が大きい領域だと感じています。
本題に入る前に、教育業に関連するキャリアを抜粋して教えていただけますか?
小中学校のICT講師からLMSの企画・開発、大学語学教材のブランディング支援まで、教育業界での関与は多岐にわたります。教育業界だけでも、さまざまなことを手掛けてきました。
LMSとは何か
Learning Management System|学習管理の統合プラットフォーム
LMS(Learning Management System)とは、講師や受講者における教材管理・学習状況管理を行うための統合システムです。学校・塾・家庭教師・e-learningなど業態によって仕組みやニーズは異なりますが、共通して「講師が教える時間・生徒が教わる時間を確保するために合理的な運営を支援する」という役割を持ちます。
私が考えるLMSで目指すべき要件は、ITリテラシーが低いユーザーでも使いこなせること。そして講師・受講者・運営側の三者の視点で現況把握と未来のステータスが可視化できることです。例えば、学習成果の推移が見えること(満足度確認)や、離脱率・解約率を改善するための指標の可視化などが挙げられます。
それでは、関与したLMSの補足説明をお願いします。
複数の現場ごとに、概要をお伝えしていきますね。まずLMSとは?から整理すると、講師や受講者における教材管理・学習状況管理を行うための統合システムです。
事例1:家庭教師企業のLMS
オフライン管理からオンライン対応へ|MVP的フロントエンド制作
家庭教師企業では、企画とフロントエンド実装を担当しました。オフラインで利用していた従来のシステムを、オンライン家庭教師の運用に適合したシステムにアップデートし、学習管理機能を拡充する必要がありました。
従来のオフライン授業では紙・FAX・メールで管理していた学習報告レポートを入力フォームのテンプレートに置き換え、進捗状況がグラフで分かる画面を作成しました。講師と生徒の1対1・1対nの関係性を可視化し、運営側が講師の品質をチェックできる体制を整えました。主業務であるCSとの兼務のため、工数を確保できない状況でMVP的にフロントエンドまでをBootstrapで突貫制作しました。
- 目標:講師数・生徒数が増加してもアナログ作業・確認・分析の手間を減らすこと
- 成果:授業報告レポートのデジタル化、進捗グラフの可視化
- 技術:Bootstrap、入力フォーム、グラフ表示
事例2:大学受験英語教材の改修支援
UX5階層で戦略から設計まで|ボランティアで取り組んだ改修支援
元同僚が立ち上げる学習教材のUI/UXデザイナーとして改修を支援しました。小学校の学習教材クイズシステムの既存システムを「大学センター受験英語システム」にコンテンツを改変するプロジェクトです。
改修では、ワイヤーフレームの作成と並行してUX的にユーザーの学習体系に合う画面構成を検討しました。UX5階層で「LMSがどうあるべきか?」「何から着手すれば良いか?」を戦略レベルから検討し、ユーザーが使いやすい構成プランをメリット・デメリット比較しながら整理。工数とのバランスでアジャイルに登っていくことを提案しました。
どんな内容だったのですか?
元同僚が学習教材を立ち上げるので、UI/UXデザイナーとして改修を見てほしいと依頼されました。UX5階層で戦略から検討し、ユーザーが使いやすい構成プランをメリデメ比較しながら整理しました。
事例3:プログラミング教育LMS全体構想
「誰が何をどう始めるか」が不明確な状況からの上流整理
オンラインプログラミング教育企業では、「LMSが必要だ!」という声が飛び交うものの、誰が何をどう始めれば良いかわからない状態でした。上流のプロジェクト整理ができていないという課題に対して、まず私が家庭教師業の経験から理想と考えるLMSの草案イメージを作成することから始めました。
UXリサーチで講師側のイシューを整理し(講師の解約増加・不足問題)、営業コンサル側のイシューを整理し(Salesforceの運用が現況と合わない・アナログとデジタルが混在)、現況フローを洗い出しました。全体構想を踏まえてプロジェクトを整理し、事業的優先度の高い案件から着手できる体制を整えました。
- 手順1:LMSの全体構想を描く
- 手順2:大規模プロジェクトを細分化して案件化
- 手順3:事業的優先度の高い案件・工数が早く終わる案件の順で着手
あとがき
教育業界の未来のDXと、LMSが果たすべき本来の役割
2019年時に婚活業での特許を取得しており(初回申請は2013年)、婚活業と同様に教育業界もIT化が遅いレガシーな業界でした。2020年に学習指導要領が改訂され「英語4技能、プログラミング教育」が注目される時代背景の中で、教育業界のDXへの関心は一層高まりました。
教育先進国のフィンランドではデジタル化で「話す・書く」が弱くなったとして紙媒体に戻す動きもありますが、私はレガシーな教育現場を革新的に切り替え、教師の負担軽減や品質のボトムアップを優先すべきという思想です。LMSの本来の存在価値は、システム管理で合理的に運営できることで「講師が教える時間・生徒が教わる時間」を最大化し、その余った時間をより良い有効活用に回せるようにすることだと考えています。
ようやく時代が追いついてきたなーという感覚ですね
はい。私は革新的なプラットフォームを目指していくべきかなーとは思っています。LMSの存在価値は、システム管理で合理的に運営できることで「講師が教える時間・生徒が教わる時間」を確保するためのものだと思っています。