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解決STEP
Tips2024年、私が注力してきた #資格取得、#キャリアコンサル(メンター)、#LMS、#AI、#実装学習 などのテーマを集約し、特に興味を持ったのが「資格取得LMS x AI」でした。
このテーマに興味を持ったトークイベントの運営側から、「アプリ開発の前段階について取り組んでいる内容を教えてほしい!」と依頼があり、デザイナーやさまざまな職種の方々を対象にライトニングトーク(LT)を行いました。
本記事では、そのトーク内容をさらに掘り下げてご紹介します。
前談|身近な課題から始まった学習支援への情熱
今回は、「資格取得のマネジメントシステムを自作した話ですね?」
はい。前置きとして、私は今後の人生の目標として、UI/UXデザイナーのキャリアを軸に、人や社会に貢献できるプロダクトを残したいと考えています。
それが私の行動指針であり、日々の自己研鑽の原動力です。
なぜ資格取得をテーマに選ばれたのですか?
2024年、周りの人々をサポートしたい場面が急増したからです。
高校受験や資格試験など、人生をかけて学習している人々のプレッシャーを少しでも軽減し、支えたいと感じるようになりました。
身近な人々の課題に焦点を当てつつ、日本全体を視野に入れた広い視点ですね?
そうです。「人生をかけて勉強する人たちを支え、希望を持って夢に向かってほしい」というのが私の真の動機です。
また、AI学習や実装への関心もあり、「未来のUI/UXデザイナー」として必要なスキルを磨いています。
では、まず「身近な人を助けたい」と思ったきっかけとなる課題シナリオについて教えてください!
はい。これからお話する内容は、同時期に私の実体験としても類似の課題が重なり、それが情熱とモチベーションにつながっています。
課題シナリオのモデリング(Pain Point Assessment)
課題シナリオ-1
『2024年夏:中学3年生・太郎くんの受験|実話』

コロナ前から仲の良かった中学3年生の太郎くん(仮名)は、2024年春から高校受験の勉強を始めました。
しかし、1学期から不登校となり、8月に勉強をサポートする機会がありました。彼は自分の殻にこもり、不安や悩みを抱えているようでした。彼に寄り添いたいと思い、「私も隣で勉強するから、一緒に机に座ろうか!」と声をかけました。
さらに、彼と同じ目線で励まし合うため、私も「資格受験」に挑戦することにしました。
受験可能なIT系資格を調べ、いくつか資格本を購入した末、「プロジェクトマネジメント」の資格に挑戦することにしました。同時に、前職の同僚であるプロダクトオーナーに「一緒に受験しようよ!」と誘い、お互いが挫折しないようサポートし合うことにしました。
私たちの学習の目的は資格取得だけでなく、太郎くんと励まし合う会話を増やすことでした。
なぜ彼に寄り添うことを選んだのでしょうか?
年齢は関係なく、彼の可能性を信じている友達だからです。彼のご両親が共働きで、私は在宅ワークだったこともあり、彼と一緒に勉強しやすい環境にありました。大人が目線を合わせて寄り添うことは大事だと思っています。
また、以前「オンライン家庭教師の立ち上げ」でカスタマーサクセスを担当していたとき、不登校で自宅学習をしている生徒に出会う機会が多く、不登校の課題を抱える学生が多いことも知っていたからです。
まずは彼の意志で目標を設定し、それに必要な学習内容を逆算して予定を立てることが大切です。しかし、一人では進めにくいため、私も一緒に取り組もうと考えたのです。
太郎さんユースケース 課題の洗い出し

課題シナリオ-2
『2024年夏:行政書士を目指す友人・花子さん|実話』

医療事務の業務をしながら行政書士を目指していた友人「花子さん(仮名)」のために、私は学習実績表をスプレッドシートで作成しました。しかし、学習進捗が「見える化」されたことにより、逆に合格へのプレッシャーが強まり、体調を崩してしまいました。

体調を害したことで「撤退も勇気」と伝えましたが、彼女は諦めたくないとの返答でした。
応援する形もさまざまですね。
「頑張れ」と伝えるのも負担になりそうで、効率的な学習定着を考え、自分も行政書士の問題集を購入し、独自の「行政書士クイズアプリ」のプロトタイプを作ることにしました。

応援の気持ちからクイズアプリを開発されたのですね。
そうですね。少しでも彼女への応援が伝わればと思います。
しかし、これだけでは彼女の体調が完全に回復することはなく、より根本的な解決が必要だと感じました。その後、彼女の課題を深く掘り下げ、学習マネジメントシステム(LMS)の構想を広げていくことにしました。
花子さんユースケース 課題の洗い出し

課題シナリオ-2.5
『2024年:行政書士の試験直後の友人・佳子さん|実話』
子供2人の育児と仕事を両立させながら、行政書士を目指していた友人「佳子さん(仮名)」が、昨年に続き落選してしまい、落胆している様子でした。彼女のSNSの投稿から、「来年も挑戦を続けるべきか」と葛藤している様子が伝わってきました。

課題シナリオ-3
『1級建築士を目指した20代の私(キリン)|実話』

私も大学受験で浪人し、本試験直前に震災に見舞われ、試験に集中できなかった経験があります。また、20代では3年連続で1級建築士の資格に挑戦し、資格学校への2年間の通学では100万円の授業料を払って全力で取り組みましたが、結果は不合格でした。
「人生を変えたい」「合格したい」という強い想いがあったため、焦りやプレッシャーを抱え続けるのは本当に辛いことでした。当時を振り返ると、日々の振り返りと改善が足りていなかったかもしれません。
「自分も同じような状況を経験してきた」という想いから、このような苦しい立場の方々をサポートしたいと考えています。
キリンさんユースケース 課題の洗い出し

課題シナリオ-4
『プログラマーへの転職を目指す人々が増加|実話』

オンラインプログラミング教室の事業において、講師100名、受講生100名に対してUXヒアリングを実施しました。
営業職からプログラマーへの転職を決意した30代の大和さん(仮名)は、いざ学習を始めるとコードの基礎や開発ツールの扱いが想像以上に難しく、孤独感が課題となりました。
特に「エラーの解決法が分からない」「疑問を聞ける相手がいない」など、独学の壁に直面していました。多額の授業料をかけても転職後に収入を得ようと努力していました。
プログラミングユースケース 課題の洗い出し

課題シナリオ-5
『デザイナーへの転職を目指すが、職業訓練校に入れず挫折|実話』

最近、「デザイナーへ転職したい」「UI/UXデザイナーになるにはどうしたらよいか」といった相談が増え、メンタリングをしています。
特に目標を逆算して道筋を見える化するのが難しいようです。職業訓練校に採用されなかったり、オンライン学習の高額な受講料に手が出ないケースが多く、「成りたい」という強い気持ちがある人ほどサポートしたいと考えています。
職業訓練校でサポートを受けられずに挫折してしまう方もいるのですね。
はい。そこで、初心者でも理解しやすい書籍、サイト、動画などのリソースも活用し、独学支援の体制を整えています。
新たに人材育成支援するナレッジがあれば、日本人や留学生を含めて、より多くのキャリア形成で救える世界が描けると思っています。
デザイナー志望の挫折ユースケース 課題の洗い出し

課題シナリオ-1〜5
すべての課題まとめ

ゲイン・ポイント・アセスメント(Gain Point Assessment)
解決STEP-1
課題まとめから、解決策の検討
これまで挙げた課題を主軸に、課題粒度が高いポイントを踏まえた解決策を考えました。

キリンさんらしい、イシュー・ドリブン思考のワークフローですね。
はい、課題を明確にし、自分に最適な戦略を立てるためには、このアプローチが最適だと感じています。
学習体験の中で、キャリアコンサル、メンタリング的な要素も含めるカタチですね。
解決STEP-2
新しいソリューションに必要な機能を検討する
上記の解決策を参考に、主要な機能を10個にまとめました。
ここで挙げた「メンタリング」機能は、プログラミング教室のオンボーディングと共通点があり、競合との差別化を図る上で価値があると考えています。

要件や要求に加えて、AIの導入も検討されたのですね?
はい。2024年の私のテーマは「AI x デザイナー」や「AI x プロダクト導入」でした。今後、UI/UXデザイナーは、戦略や要件検討時にAI活用を意識するのが重要だと思っています。
解決STEP-3
目的設定と逆算から生まれるカリキュラム
目標設定、計画ツール、メンタリングなど、どういったイメージですか?
社会人向けのプログラミング教室を立ち上げた際、最も相談を受けたのがカリキュラムの作成でした。資格の種類、科目、勉強時間に個人差があるため、それぞれに合わせたカスタマイズが必要でした。
例えば、プログラミングでは以下のようなカリキュラムを提供しています。

行政書士の場合は、以下のような仮説に基づいたカリキュラムを考えています。

ソリューションや方針がますます明確になってきましたね。
このカリキュラムは、QCD(品質、コスト、納期)のどれを優先するかで受講者の個人に適合する学習計画の道筋が異なります。
そのため、QCDの3パターン別の比較ができると、講師や受講者はより納得度の高いカリキュラムを選別できると考えています。
キリンさんが色んなスクラム職場環境での就業体験も、このソリューションのカリキュラムに反映されてそうですね。
はい。私の仕事や愛読書の影響はあるかもしれませんね。
書籍例は、「「疑う」からはじめる。」「リバース思考 超一流に学ぶ「成功を逆算」する方法」「イシューからはじめよ」などの内容も影響しているかもです。
タスク管理と学習計画には共通点
業務の週ごとのタスク管理と学習計画には共通点が多くあります。
- 1)進捗確認と成果のフィードバックにより、進捗や成果を定期的に評価し、課題があれば優先順位やリソース配分を見直します。
- 2)短期目標と長期目標の調整を通じて、週ごとの達成を積み重ね、最終目標に向けて着実に進みます。
- 3)計画に基づく調整とリソースの再配分により、特定の課題や進捗の遅れに柔軟に対応し、効率的な問題解決が可能です。
- 4)フィードバックを活かした次週の計画設定では、達成度や不足点を次の計画に反映し、成長を促します。これらのプロセスを活用することで、業務や学習の目標達成に向けた効果的な管理が行えます。
解決STEP-4
サービス人格
デザイナーとして、今後はデザインシステム(ガイドライン)を整え、サービス人格を具体化していく予定です。
その人格を参考にしてデザインに反映していくわけですね?
はい。デザイントークンなどに活かします。とはいえ前職ではチーム全体でワークショップを開きましたが、この登り方だと成果は出せませんでした(説明割愛)。今回の「資格支援アプリ」では、メンタリング要素も入れてるので、この取り組みも実験的に検討価値があるかな?と思っています。
解決STEP-5
外販計画
外販計画を明確にすることで、開発機能の優先順位が定まり、以下のように整理しました。

課題とソリューションについて紹介していただきましたが、やや専門的かもしれないですね。文章にまとめるのは難しいですが、作業は手慣れてはいますので、ほぼ2営業日あれば整理して、ソリューションのイメージが浮かびます。UIデザインはこの後のフェーズで整理していくことになります。
アイデアソンやハッカソンで受賞するのは、これを1〜2日でチームメンバーの意見もまとめながら合意するチカラが必要になりますよね。キリンさんが、このスピードで勝負できるのは強いですよね?
さいごに
受験やキャリア形成など、人生を賭けた挑戦者の学習を救う!
希望の未来をつなぐプロダクトのビジョン(Vision)!

学習システムを整備することで、高校受験、大学受験、資格試験、転業でのスキル習得などに本気で取り組む人々を救えるのではないか?
支援が行き届いていない新たな領域にもアプローチできると感じています。
解決事例
UIデザインのモックのご紹介