本記事は「大阪万博2025」をテーマにお話を伺っていきたいと思います。いつ頃、訪問されましたか?
私は、2025年6月ですね
大阪万博2025の感想は?

大阪万博2025アプリ
「EXPO2025 Personal Agent」の評判と課題

大阪万博2025アプリ画面遷移を書き出したんですか?
そうですね。自分の携わるプロダクトや気になるプロダクトは書き出してます。
アプリの不評は、世間的にも大きかったですよね?実際の評判はどうだったんですかね?
実はそこが問題で…気になったのでネット記事を閉幕間際の9月に、再度、探してみました。
来場者からは「操作が分かりにくい」「動作が重い」といった不満の声が多く出ています。開幕直後のアンケートでも「アプリが使いづらい」が上位の不満点になっていて、Google Playの評価も☆1.4とかなり低いんですよ。
えっ、そんなに低いんですか!?
はい。予約中にエラーが出る、アプリ内で完結せず頻繁にWebに飛ばされる、といった仕様が不評でした。
特に予約リストは、ページを3つ進んで応募→NG→また最初に戻る…を延々と繰り返させられる仕様。画面録画してないので伝わりづらいかもですが、本当にストレスフルでした。
SNSでも批判が多く、結局改善が期待されたまま閉幕、という印象です。
アプリの不評は、世間的にも大きかったですよね?
そうですね。
私の分析は、万博アプリの不評となっていた要因は、
- ログイン回りの要件
- 空きのあるパビリオンを探して予約する要件
だったのではないか?という仮説です。
会場に一歩踏み入れて
まず6月の「大阪万博2025」の様子はどんな状況でしたか?
6月上旬の木曜と金曜に12:00に入場するチケットを、急遽前日購入して万博に行きました。
公式アプリ「EXPO 2025 Visitors」にて、マップやパビリオン情報、イベントや飲食店の情報をスマホひとつで確認できると聞いていたのですが…。
実際は予約するための二重ログインに手間取り、解決するまでに1時間もかかってしまいました。
実際は二重ログインに1時間もかかってしまい、バッテリーも減る一方。
パビリオンはどこも2時間待ち、炎天下も相まって、正直かなり萎えてしまいました(苦笑)。
大阪・関西万博の象徴「大屋根リング」
大屋根リング(英語表記:Grand Ring)
藤本壮介の選択: 藤本氏は、巨大な環状構造を設計する上で「木造しかない」と判断し、伝統と先端性を融合させた設計を追求しています。木の温かみ、持続可能性、構造の挑戦性を同時に表現する意図が語られています。
象徴性: 環状のリングが「包む・囲む」かたちをとることで、多様なパビリオンや来場者を統合し、「一体感」や「包摂性」を象徴的に表現する意図があります。
自然との調和・サステナビリティ: 木という自然素材を主体に用いることで、自然とのつながりや再生可能性、地域材利用など持続可能性を意識した設計がされています。
解体・再利用の前提: 大屋根リングは万博閉幕後に解体・撤去し、構造体を再利用する計画が立てられており、構造をきれいに取り外せるような設計や試験施工(モックアップ)も事前に行われています。
保存の議論: ただし来訪者からの評価が高く、保存意向も出ており、北東200 mまたは南側350 mを保存区間とする案が検討中との報道もあります。

万博のゲートを抜けると、最初にどんな景色が広がっていましたか?
真っ先に目に飛び込んできたのは、会場をぐるりと囲む巨大な木のリングでした。幅30メートルもある木造の回廊が延々と続いていて、「これ全部木でできているのか」と思わず立ち止まってしまいました。木の香りも漂ってきて、近未来の展示に囲まれながらも、日本の森を思い出させてくれるような空間でしたね。

実際にリングの下を歩くと、どんな感覚でしたか?
真夏の日差しの中でも、リングの下に入るとひんやりしていて安心感がありました。木の温もりと日陰の快適さが共存していて、「歩くための森のトンネル」という言葉がぴったりです。移動するだけでなく、ベンチに腰をかけて空を眺める人もいて、単なる通路以上の価値を感じました。
とても異彩を放っていましたね。ただ「古い」のではなく「新しい」。伝統的な木材を使いながら、世界最大級の木造建築に挑戦している点に、未来と過去が共存している感覚を覚えました。外国から来た観光客が「これが日本らしい未来なんだね」と話しているのを耳にして、少し誇らしくもなりました。

写真映えするスポットとしても人気があったんですか?
そうですね。木組みの梁が青空に映えて、とても印象的な写真が撮れました。夜のライトアップされたドローンショーも良かったです。

存在感も美しさも素晴らしい建築でしたが、やはり「閉幕後に解体する」という点には懸念が残ります。環境負荷やコストを考えると、再利用や別の活用法をもっと模索できたのではないかと感じます。せっかく人々の心に残る建築だっただけに、一過性で終わってしまうのは課題だと思いますね。
各パビリオンのページから外部サイトに飛んで予約や抽選ができると聞いてましたが、実際はどうでした?
現地で予約するのも「ジャンボ宝クジ」を抽選してる確率に思えてましたね。空き枠が出ても1〜2秒でクローズ。再度応募枠を探すにも初回ページに戻って、画面遷移をまた数回繰り返して探すルーチン作業にイライラしてました。
2回目以降、同じ画面遷移を繰り返さなくても良い設計にして欲しかった印象です。
結論として、3ヶ月前にパビリオンの事前予約をしていないと、1週間前や当日での予約はほぼ絶望的でした。
混雑対策への工夫

ほとんどのパビリオンが2時間待ち!9月上旬のイタリア🇮🇹館は、7時間待ちだったと訪問した友人から伺いました。館内も混雑したら大変そうですよね。
そうですね。2025年6月のアップデートで「待ち時間のリアルタイム表示」や「予約のみ受付」「休止中」などのステータス表示が追加されたらしいですが、実際には「空いています!」という館や飲食店はほぼなかった印象です。
空席表示を見つけても、0コンマ何秒?の差で、空席を当てられる気はしなかったです。友人と同じパビリオンの予約ができるのか?の予約の連携もやり方が非常にわかりづらかったですね。
落合陽一プロデュース「null²(ヌルヌル)」
外観と内部:動く鏡の建築&鏡の森

外から見たインパクト、すごいよね。
外装は高反射の鏡膜パネル。低音スピーカー約60台やロボットアームで物理的に鏡面を“たわませる”。建物が呼吸するように景色を歪める“生きている彫刻”です。凸凹の鏡で像が変形する光学演出も美しい。
当日予約の時刻が14:00〜、16:00〜と聞いたのですが、1秒で完売になって取れませんでした。
館内の紹介記事は、「鏡の森」。床と天井が鏡面LEDで上下無限に広がる反射世界。中央にモノリス状スクリーン、周囲に鏡張りの柱型ディスプレイ。上下左右の感覚が揺さぶられる没入空間だったみたいですね。
食べれる3Dプリンタ

海外パビリオンの目玉と待ち時間
海外パビリオンって、どこが人気なんでしょうか?
イタリア館とアメリカ館が特に注目されています。イタリア館では本物の美術品展示や、日本との関係を紹介する約5分間の映像上映があるんです。ただし、一度に40~50人程度しか進めないので回転率が低く、待ち時間は長めですね。
じゃあ、フランス館やスペイン館はどうですか?
そこは対照的で、複数のブースを周遊する設計なんです。人の流れが途切れにくいので、比較的スムーズに入館できますよ。17:00以降で待ち時間は90分程度でしたがルイヴィトンの展示とかカッコよかったです
中国館は?

炎天下に2時間並びました。
外観が独特で面白いなと思ったのでですが、展示内容が「パンダとは?」をデジタルサイネージで展示していたりしつつも、なんか平成の市の科学館?って感じで展示がイマイチな印象でした。

アメリカ館は?
アメリカ館は「月の石」が目玉です。1972年にアポロ17号が持ち帰ったもので、なんと55年ぶりに大阪に登場しました。貴重な資料として大きな注目を集めています。見たのは5秒ほどでしたけど(笑)

国内・企業パビリオンの見どころ
国内や企業パビリオンにはどんな魅力がありますか?
現地を見る前は海外パビリオンが人気だと思ってましたが、現地で知ったのは日本館が人気だったことですね。展示面積は国内最大級で、世界最大級の火星隕石に実際に触れられるコーナーが目玉です。演出も壮大で、午前中で当日予約が埋まる日もあったそうです。

企業パビリオンも気になりますね。
ガンダム館では実物大、全長17メートルの動くガンダムが登場しました。関西で初めて間近に見るチャンスで、多くのファンが詰めかけています。
さらにパソナ館では、iPS細胞由来の心臓を培養液の中で展示していて、ブラックジャックや鉄腕アトムが未来医療を案内してくれるんです。体験としてもかなりユニークですね。
体験型コンテンツと満足度
体験型のコンテンツもあるんですか?
はい。NTTパビリオンでは人気音楽グループ「Perfume」の3Dホログラムライブが楽しめますし、ガスパビリオンでは自分がお化けに“変身”して参加するアトラクションも体験できます。各館でユニークな企画が展開されているんです。
やっぱり待ち時間は長いんでしょうか?
人気館は数時間待ちになることもありますね。会期後半には、朝の段階で入場規制や予約打ち切りになるケースもあったようです。
一方で、30分程度で入館できる穴場パビリオンもあって、「混雑日は空いている館を回る」「複数日に分けて訪れる」といった工夫で楽しんでいるリピーターも多いですよ。
閉幕直前(9月時点)の混雑
駆け込み需要と混雑対策
9月に入ってからの混雑状況って、どうだったんですか?
閉幕が近づくにつれて来場者数はさらに増えてますよね。特に9月下旬の土日祝は「大変混雑」と予想される日が続いたんです。そのため、会場側も混雑対策を発表しましたね。
まず9月13日以降は、開場時間を通常の9時から10分前倒しして8時50分にしました。
それから、西ゲートの利用を促進するために、東ゲートから西ゲートへ歩いて移動できるルートを設けて、その利用時間を8:30〜13:00に延長しました。距離は約1.6km、徒歩30分ほどです。さらに駐車場の増設や待機列の管理強化など、総合的な緩和策が実施されました。
問題は、
「死に券」問題と議論
閉幕直前に「死に券」という言葉も話題になりましたよね?
はい。未使用チケットが大量に発生してしまったんです。日時指定が必要と知らずに日時未定券を購入した人が、予約枠が埋まってしまって使えなくなるケースが相次ぎました。その数は130万枚以上とも報じられています。
払い戻しとかはできなかったんですか?
大阪府議会では払い戻しを求める声も出ましたが、博覧会協会は「希望日に予約できなくても払い戻しは行わない」との方針を示しました。その対応をめぐって議論が続いたんです。
閉幕前の盛り上がり
一方で、終盤は盛り上がりもあったと聞きました。
そうなんです。サービス面では花火大会が当初は土曜のみでしたが、9月下旬以降は毎晩開催に変更されました。特に10月11日〜13日の最終週は規模を拡大した特別プログラムが予定されていたんです。
退場時の混雑はどうだったんでしょう?
西ゲート発の夜間シャトルバスを予約制にするなど、混雑緩和策も強化されました。SNS上では「最後にもう一度行きたい」「終わってしまうのが寂しい」という声も増えていて、駆け込み需要と相まって閉幕ムードは一層盛り上がっていましたね。
事前評価(開催前の期待と懸念)
開催前の世間の雰囲気って、どんな感じだったんですか?
万博には未来への期待や地域活性化への好意的な見方が強くありましたが、テーマが「いのち輝く未来社会のデザイン」だったので、最新テクノロジーの実験の場になると期待されていたんです。例えば、iPS細胞の最先端研究成果や実物大ロボットのガンダム、アポロが持ち帰った月の石のお披露目などですね。世界中の人々に未来を体感してもらえる場として注目されていました。
さらに関西経済界も観光振興や経済効果に期待していて、メディアでも「大阪・関西から世界に発信する絶好の機会」と前向きに取り上げられていましたね。
工事が間に合わない、赤字とか、蚊の問題とか、色々とネガティブなニュースもありましたよね?
開催前には準備不足や課題が指摘されていました。例えば、会場建設費の大幅な予算超過やパビリオン工事の遅延です。さらに「2億円トイレ」や巨大木造リング屋根の是非といったニュースも話題になりました。
運営面やキャラクターにも意見があったとか?
はい。「本当に目標来場者数を集められるのか」「入場予約システムは機能するのか」といった不安がありました。それに公式キャラクター「ミャクミャク」の奇抜さに戸惑う声も目立ち、期待と懸念が交錯していたんです。
開幕後の評価の変化
実際に開幕してからは、評価はどう変わったんですか?
「百聞は一見に如かず」という言葉の通り、多くの来場者が高く評価するようになりました。SNS分析では開幕直前の1週間は否定的な投稿が54%でしたが、開幕後は「思ったより良かった」「また行きたい」といった声が増えて、ネガティブ率は50%を下回ったんです。会場周辺のタクシー乗車やシェアカーなどが儲かっていることも話題にはなってましたね。
三菱総研の来場者アンケートでは、約7割が「満足」と回答していますが、パビリオンによって、総評価は、混雑などのネガを、期待値が上回っているか?が判断軸でしょうね。 [/speech_balloon_left2]
まとめ
[speech_balloon_right2]なるほど。つまり、開催前と後で大きく評価が変わったんですね。
私の感想は、17:00までは、大屋根リングにだけ満足したもののほぼパビリオンを見れなかったので最低評価。17時以降には20施設程度とドローンショー、ダンスなどのイベントは鑑賞できたので良かったですが、最新の新しいテクノロジーや展覧手法に感動は少なかった。
期待と懸念が入り混じっていましたが、総合的には「友人に薦められる程ではなかった心象です。
