京都東山区にある東寺は、日本を代表する古刹の一つです。国宝に指定される素晴らしい仏像と、優美な五重塔が見どころ。歴史的価値だけでなく、その美しさにも魅了されるはずです。京都観光の際は外せない人気スポットなのです。
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前談
地元の方に声をかけていただき、会話しつつ東寺へ
西本願寺から東寺まで歩くのに、私がバス停の時刻を見て悩んでいると、
地元のおばさんに声をかけていただきました。
地元おばさん 「あんた若いんやから、バスで1駅くらい歩きなさいよ」
私 「そうですよね~」 ( と言いつつ、遠めにみえる五重塔は、結構、遠そうにみえる… )
私 「地元の方なんですか?」
地元おばさん 「東寺は、私が小さい頃は、子供の遊び場だったのよ。よく走り回ったわ」
地元おばさん 「今日は暑くもなく、歩くにはちょうどいいでしょ?あんた厚着じゃないの?」
私 「はい…京都は、かなり寒いと思ってたんで…」
地元おばさん 「昨日は暑かったから、今日くらいがちょうどいいのよ…」
私 「そうですよね!今、昼1時はちょうどいいですよね、夜は寒いかも?とは思ってたんですよ」
地元おばさん 「そりゃ寒くなるわよ」
地元おばさん 「この後は東福寺にいくの?通天橋を見て来なさいよ!」
地元おばさん 「昨日見てきたけど良かったわ。私は毎年行ってるのよ」
地元おばさん 「東寺の東門の207番、南門の202番のバスに乗ったら、東福寺に行けるからね」
私 「バスの番号を暗記してて凄いですね」
地元おばさん 「そりゃーそうよ。小さい頃から乗ってるんだもの」
私 「いろいろ親切に教えていただいて、ありがとうございました」
なんて会話しつつ、東寺までバス&徒歩で、一緒に会話してました。
旅での地元の方との会話も、旅の満喫には良いものですね。
さぁ~東寺に到着しましたよ。
01)東寺が所蔵する国宝の仏像
世界に誇る「石造りの達人」の技
みなさん、東寺が誇る仏像は、国宝に指定されるほど優れた作品なのです。その代表格が、「東寺大仏(八体仏)」と呼ばれる8体の石造り仏像です。この仏像は、石造りの達人「運慶」によって彫刻されたと言われています。
運慶の卓越した彫刻技術により、仏像の表情や衣文には緻密な細工が施されています。どの角度から見ても緊張感のある作風は、東寺への訪問者を魅了し続けているのです。
02)日本三名塔の一つ「東寺五重塔」
高さ57mの重厚な姿
東寺の見どころは仏像だけではありません。みなさん、境内には日本三名塔の一つと称される「東寺五重塔」が建っているのです。この塔は木造の建築物なのに、なんと高さは57mにもなるそうです。重厚な姿は圧巻です。
五重塔の歴史は古く、平安時代に建立されたものの、度重なる火災で焼失を繰り返してきました。現在の塔は、江戸時代に再建されたものですが、優美な形状は変わらず残されています。夜間はライトアップされ、神秘的な雰囲気を醸し出しています。
03)東寺の魅力をさらに堪能する方法
春の「京都東寺夜桜ライトアップ」
東寺の魅力を存分に味わうなら、春の「京都東寺夜桜ライトアップ」がおすすめです。みなさん、この期間中は東寺の五重塔や仏像、そして境内の桜がライトアップされ、幻想的で神々しい雰囲気に包まれるのです。
桜のトンネルを抜けると、そこには荘厳な五重塔と石造りの仏像が浮かび上がります。史跡がロマンチックな夜景に染まるこの光景は、東寺ならではの醍醐味と言えるでしょう。
東寺で入場料500円を払うと、五重塔を間近で見れるだけでありません。
大師堂や金堂&講堂と3つの建造物の中に入り、それぞれで仏像を拝めますよ。
大師堂 -西院御影堂-室町時代
弘法大師の住房で、堂内には不動明王と大師像が祀られ、弘法大師信仰の中心となっている御堂です。
入母屋造りの礼堂、切妻の中門、ゆるやかな勾配の総檜皮葺の屋根がその優美さを際立たせています。
金堂 -薬師三尊・十二神将- 桃山時代
金堂本尊の薬師如来坐像と日光、月光の両脇侍菩薩像です(画像上)。
光背上には七躯の化仏を配して七仏薬師をあらわし、台座の周囲には十二神将像を配しています。(画像下) これら三尊像は桃山時代の大仏師康正の作で密教的な薬師信仰をとどめています。
講堂 -立体曼荼羅-
東寺の創建時にはなかった講堂は、天長二年(825年)に弘法大師によって着工され、承和二年(835年)頃には完成しました。
堂内の白亜の壇上には大日如来を中心とした五智如来をはじめ、五菩薩、五大明王、四天王、梵天、帝釈天の21躯の仏像が安置されています。
六躯は後補像ですが、十五躯は平安時代前期を代表するわが国密教像の代表作です。
先日、奈良観光で「興福寺」を訪れた私。
この京都・東寺でも、見ることができるとは!
その際も、奈良で12神将を観覧したので、仏像はマイブーム。
テンションが上がり、精巧な彫刻に感心しきりでした。
『東寺の五重塔』日本の古塔中で最高の塔
【入場パンフレット解説】
五重塔は、天長3年(826年)に弘法大師の創建着手に始まりますが、しばしば災火をうけ、消失すること4回。
現在の塔は、寛永21年(1644年)徳川家光の寄進によって竣工した55mの、現存する日本古塔中最高の塔です。
全体の形も良く、細部の組ものの手法は、純和様を守っており、初重内部の彩色も落ち着いて、江戸時代初期の秀作です。
東寺では、紅葉や五重塔の景観はもちろん、仏像などの歴史を堪能し満足でした。
入場料500円の価値はあると思いますよ。
私 「京都駅から近いので、誰か地方の友人を観光に連れてくるならここだな!」
そんなオススメ度の高い観光地だと思えます。
最後は、地元のおばさんに教えてもらったとおり、東門からバス207番に乗り東福寺へ!
さいごに
東寺は、日本の世界遺産の一つにも数えられる由緒ある寺院です。国宝の仏像や日本三名塔の五重塔など、魅力は尽きません。仏教文化の香り漂う境内を訪れれば、心に残る思い出が必ずできるはずです。
訪れる機会があれば、是非東寺の魅力に酔いしれてみてください。歴史ロマンあふれる建造物と、そこに息づく芸術性の高さに、きっと魅了されることでしょう。
スポット情報
東寺の情報を紹介しますね
東寺
スポット名 | 東寺 |
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おすすめ度 | 4.0 |
TEL | 075-691-3325 |
エリア | 京都府京都市南区 |
郵便番号 | 〒601-8473 |
住所 | 京都府京都市南区九条町1 |
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