北京観光で有名な頤和園や天壇の陰に隠れがちですが、「北海公園」もまた訪れる価値のある美しい公園です。故宮のすぐ北に位置するこの公園は、澄んだ湖と歴史的建造物が調和した景観が魅力。今回はその見どころをご紹介します。
01)北海公園の歴史と見どころ
歴代皇帝に愛された庭園
北海公園は、元々は遊牧民族の王の庭園だったと言われています。明・清時代になると、皇帝の離宮として整備され、歴代皇帝に愛された場所となりました。園内には、白塔や五龍亭など、美しい建築物が点在しています。
特に見逃せないのが、公園の中心に位置する琼華島です。この島には、清の乾隆帝が建てた仏殿「永安寺」があります。白い大理石で作られたこの建物は、湖面に美しく映え込み、まるで絵画のような景色を作り出しています。
02)北海公園の楽しみ方
ボートに乗って湖上散歩
北海公園の醍醐味は、何と言っても湖上クルーズです。公園内の北海には、ボートのレンタルサービスがあり、のんびりと湖上散歩を楽しむことができます。
ボートから眺める公園の風景は格別です。岸辺の柳の木や、中島に建つ白塔など、まるで中国の水墨画の世界に迷い込んだかのよう。特に夕暮れ時は、夕日に照らされた湖面が美しく、ロマンチックな雰囲気に包まれます。
03)ローカルの憩いの場
太極拳や合唱を楽しむ人々
北海公園は、北京のローカルの人々の憩いの場としても親しまれています。特に早朝には、多くの人が集まって太極拳や合唱を楽しむ姿が見られます。
公園のベンチに座って、のんびりとローカルの人々の活動を眺めるのも一興です。きっと北京の日常生活の一端に触れられるはずです。時間があれば、太極拳などに参加してみるのもおすすめ。ローカルの人々と交流できる貴重な機会になるかもしれません。
▼白塔
▼白塔から見る団城の景色。池というより湖に思える広さです。
▼団城
面積4553㎡、周囲276m、高さ4.6mの城壁に囲まれているため団城。
▼北海越しに見た団城。
お城というよりお寺ですね。
▼団城の中にある承光殿
1960年建造で西太后に贈られた1.5mのミヤンマー産の白玉仏があります。
▼白将軍の木
みんな結構、写真を撮ってたから撮っただけ。
▼瀆山大五海
中国最大の玉器。
この3500kgの玉器はフビライが宴会の際に用いた。
▼紅塗の建造物が多かったのに対して、この寺は木造らしさが溢れていますね。
▼北海公園の九龍壁
瑠璃磚製の照壁高さ5m、厚さ1.2m、幅27m。1756年製です。彫刻が見事ですよね。
中国に3か所ある九龍壁の中で、ここのが1番美しいと思います。
また表裏の両面に龍があるのは、ここの九龍壁だけです。
▼鉄影壁
実は紅色の火山岩製だったらしいのだが、北京では珍しい元代の数少ないレリーフだそうです。
▼五龍亭
清代に皇帝や皇后、臣下たちの釣りや観月用に造られた場所で池に張り出した5つのあずま屋は湾曲した石造りの橋で繋がれた独特の姿があります。
▼北海公園を散歩しながら景色を楽しめる公園だが、北海公園を1周するには2時間ちかくかかった。
04)さいごに
いかがでしたか?北海公園は、北京の喧噪から離れて、のんびりと過ごせる癒しのスポットです。美しい湖と歴史的建造物、そしてローカルの人々の憩いの場。みなさんも北京を訪れた際は、ぜひ北海公園に立ち寄ってみてください。きっと心安らぐひとときが過ごせるはずです。
スポット情報
北海公園の情報を紹介しますね
北海公園
スポット名 | 北海公園 |
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おすすめ度 |
4.0
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国 | 中国(北京) |
地図 | |
料金 | ー |
参考サイト | |
その他 | 北海公園は、歴史的建造物や美しい庭園があり、観光客にとって魅力的なスポットです。 |
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