【2000-6th】天にいちばん近い場所?「天壇」で古代中国の祭祀に思いを馳せよう

北京観光で外せないスポットの一つが、明・清時代に皇帝が天を祭った「天壇」です。円形の祭壇と広大な敷地が特徴的な、神聖な雰囲気漂う場所。今回はその魅力に迫ります。

01)天壇の歴史と見どころ

皇帝が天を祭った神聖な場所

天壇は、明・清時代の皇帝が天を祭る儀式を行った場所です。円形の祭壇は「祈年殿」と呼ばれ、精巧な装飾が施された美しい建物。特に屋根の青い瑠璃瓦と、赤と青のコントラストが印象的です。

また、祈年殿の周りには広大な公園が広がっています。園内には、「皇穹宇」と呼ばれる天を象徴する建物や、「回音壁」と呼ばれる不思議な音響効果のある壁など、見どころが盛りだくさん。歴史的建造物と自然が調和した美しい風景を楽しめます。

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02)天壇公園の楽しみ方

ローカルの憩いの場としても人気

天壇は、観光地としてだけでなく、北京のローカルの人々の憩いの場としても親しまれています。特に早朝には、多くの人が集まって太極拳や剣舞などを練習する姿が見られます。

また、園内では伝統楽器の演奏や、水墨画の即売会なども行われています。中国文化の息吹を肌で感じられる貴重な機会と言えるでしょう。天壇を訪れた際は、ぜひローカルの人々との交流も楽しんでみてください。

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03)祭祀の儀式について知ろう

古代中国の宗教観に触れる

天壇で行われていた祭祀の儀式は、古代中国の宗教観を反映したものと言えます。皇帝は「天」を最高神と考え、その加護を得るために祈りを捧げたのです。

儀式では、皇帝自らが祈年殿で跪いて祈りを捧げ、犠牲を捧げました。この儀式は、皇帝の権威を示すと同時に、国家の安泰を願う重要な行事だったのです。天壇を訪れた際は、こうした歴史的背景にも思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

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天壇とは

天壇は明清代に皇帝が五穀豊穣を祈る祭壇として造られた現存する最大級の祭祀建造物。面積は273万m2あり、1998年にユネスコの世界文化遺産に登録された。敷地内には、祈年殿や回音壁など見どころも多い。
入口は東西南北それぞれにある。北門か南門のどちらからか入場し、反対側に抜ければ、ひととおり見て回れる。

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04)さいごに

いかがでしたか?天壇は、北京観光で外せない名所の一つです。美しい建築物と広大な公園、そして古代中国の宗教観に触れられる貴重な場所。みなさんも北京を訪れた際は、ぜひ天壇に立ち寄ってみてください。きっと普段とは違う、神聖な空気を感じられるはずです。

スポット情報

Infomation
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天壇の情報を紹介しますね

天壇

スポット名 天壇
おすすめ度
4.0
中国(北京)
地図
料金
参考サイト
その他 天壇は、祈年殿や回音壁、九龙柏など見どころが多く、特に祈年殿は北京を代表する建物の一つとして知られています。

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