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大企業入社で良かったと思える『新入社員研修』
人生で振り返っても、こんな研修をしてくれる場面はありません。心から良かったと思えた研修でした。
中途採用や中小企業だとここまで丁寧に研修してもらえることはないですね。
プロパー社員としての同僚との仲間意識も大切ですよね。
TFきりん回答この頃から全国に散らばった同期の仲間らと、2ヶ月ほどは毎晩、飲みに行ったり、遊んでいて、新入社員同期の結束を固めようとしてました。
だから毎日、職場では眠そうにしてました。まだまだ学生気分が抜けてなかったですね。
設計や現場監督をする業務
その当時の現場監督の方が可愛がってくれたおかげで、その現場の職人さんたちも懇意に、鉄筋やコンクリートなど作業内容を私に色々と教えてくださいました。
社長に手紙で懇願事件
何もわからない新入社員が現場監督的な立ち位置となり上司も同行していない。
A君は職人さんから強くいじめられることが多かったという。
A君は、同期である私に「ツライ😓、、、」と悩みを打ち明けてくれていた。
私の上司には、A君のケアを「会社としてして欲しい!」と伝えたけど、何も動いてくれない。私の目線では、上司たちは口先ばかりで行動してくれないヒトに見えていた。
「上司が現場に行ってくれない」「上司は何の対応もしてくれない!」
私もA君のために「どうすべきか、、、」と悩んでましたね。
ふと、新入社員の入社式で社長が「君たちは社会人1年目の赤子=我が子みたいなものだ。困ったら役員を親だと思って相談してきなさい!」という言葉を思い出してました。
TFきりん回答そこで新入社員3ヶ月の頃に、大企業のTOPである社長に相談する!という行動にでます。
多忙な社長がエレベーターを待っている瞬間を見計らい、「お時間がある時にお手紙を読んで欲しいです!」と手紙で、同期A君の苦悩の状況を伝えました。多忙な社長は「読んでおくよ!」と一言だけ伝えて立ち去りました。
後日、その手紙が、全役員に転送されていたのは知ったのですが😂。
(のちに、上司や同僚からは「サラリーマン社会を理解していない!」「世間知らずだ!」とお怒り指導、皮肉、批判を受けることになったので、、、大企業ですからね。なかなか破天荒な新入社員だと思われてましたね。笑)
なかなか思い切った行動をしましたね
「君だったかー!今や役員の間では有名人になってるよ!仲間想いと改善案が添えた内容は良かった!」という評価はもらえました。(この事件を機に、役員や本社のお偉い方々からは可愛がっていただけることになりました)
振り返ると、漫画「サラリーマン金太郎」を読んでいた時期に、かなり影響を受けていたとは思います(苦笑)。
この件で私は100人以上いる新入社員の中で、唯一無二の存在として目立つ存在になってしまいました。その後、直属の上司たちは、体裁上は、困っていた同期A君のフォローを形式的にしたようですが、、、それだけでは「真因の根本解決にはなっていない!後輩たちも困ることになる!」と改めて課題を捉えていたので、のちに組織改善へ行動を移していくことになります。
「お前、何を社長に渡したんだ!内容を私の家にFAXして来い!」私の直属の上司や、事業部長、事業所長らに知られることとなり、「新人は社長にチクる奴だ!」というレッテルを貼られて陰口を叩かれてましたが、直接的に、私の上司や仲間は、私に対して厳しいパワハラ指導はしてこない状況となりました。
大企業体質とかありましたものね。特に建設業界とかは、一般のサラリーマン会社とは少し男性社会の体育会系でしたしね。
TFきりん回答当時の職場は、生贄にされた社員が、事業部調が毎日、怒鳴りつけられて公開処刑にされる環境でした。
パワハラが横行していた時代なので、職場環境は怒号が飛び交ったり、飲みにいくとその場で説教!みたいな時代でしたからね。
私も(無償のサービス残業を強要されて、終電で帰る業務量が多い状況でした。
上司に呑み会に誘われても「残業があるので!」と嫌味に言い返して、呑み会を断ってました。
手紙事件で注目を浴びてしまった私は「若い奴が口だけだな!」と思われたくなくて、出る杭を打てるものなら打ってみろ!と
全力投球で実績を上げていくことに集中してました。
この事件の1年後に、入社2年目で1000人を超える社員の中で、チームを組まずに個人で全国1位の売上を達成します。
同じ大阪支社の社員たちは、そんな私を可愛がってくれる先輩と、敬遠する上司と2極化してました。本社に行く度に、社長の側近である総務部長Bさんが、私に温かい言葉をかけてくれて、メールのやり取りもしてました。
食事に連れて行ってくれました。「私の息子みたいなもんだ!」と板前さんに話してくれていたのを覚えています。
私がメンタル的に、頑張れたのは、私を見てくれているBさんの存在があったからです。
社員行事として、全社員1000名が、必ず提出しないといけない論文大会があった。
私は、そこで新入社員の研修体制に組織課題をテーマにすることに決めました。
新入社員のA君や私が無知なまま建設現場へ行くことのリスクを問題提起したのです。
つまり、21世紀で活躍する企業を目指すには、若いチカラが育つべきで、今後の入社が浅い後輩たちが現場に行く前に最低限の必須スキルを身につけられる組織体制を作るべきだ!と、研修方法まで詳細に記載して主張しました。
私の論文が優秀賞(準優勝)を受賞🎖️
新人1年目からの実績
TFきりん回答会社がISOが未取得だったため、取得を目指そう!ということから、先輩らは現場業務で忙しいから、私がこのISO取得プロジェクトを一任することになりました。
現場の業務フローを可視化し、それぞれで必要な検査帳票のテンプレートを作成し、過去の記録データをその資料でまとめていくことです。当時はアナログ社会なので、全てバインダーに閉じて記録を作成していきました。
また先輩社員にISOルールと、業務資料の作成をOJTしていき、半年後にISO取得を達成しました。
鉄塔工事、ISO取得の次の業務は、
関西圏の大きなビル屋上に、通信基地局を建設していく業務へ
プロジェクトを一任されて、営業や積算、設計、工事監理を1人でこなしていくことになります。手紙事件があったため、上司はあまり私に関与せず、初めからチームでなく、単独で任されてましたね。
職人に舐められないように勉強を始めて、自分で現場調査をして、図面を書くようになりました。
だから1級建築士を取得することを目標に掲げました。
入社2年目から課長に!
新規事業をプロジェクトリーダーとして任される
TFきりん回答現場を数案件、完了させていき、一通りこなせるようになり、全国の事業部内では「1人あたり採算」としては最高額を叩き、異例の数字を残していたので、少し自信も付いてきました。後輩らの研修や入社志望者にセミナーで語る機会も増えてきました。
一方で「このような組織で、no1を獲得してもやりがいは感じておらず、、、」「大学での就職活動では、もっとデザインっぽい仕事。もっとITを駆使して、業務効率(RPA)、建設DXを図ることを約20年前から先進的に考えてましたね。
2012年頃に「RPA」。2020年頃に「建設DX」という単語が生まれてきましたよね。
「無駄な労働時間を割くな!資料は簡略的で、わかればいいんだよ!」と否定的な意見をもらいつつも、私の持論では「営業資料の精度を上げること。現場作業者が完成イメージを描きやすいこと!」これはROIを高めることになる!という主張を重ねましたが、当時は100万円近くするソフトで、会社側はその付加価値を了承してくれませんでした。この私の持論は、のちのIT業界や広告代理店のキャリアで花開くことになります。CAD作業の時間を増やすこともできないならば、まずは建築士の資格を取ろう!と目標を掲げました。
2級建築士の勉強を、ハードワークの隙間時間の勉強で”合格”へ!
毎日、終電で帰り、土日は出勤している多忙な日々。そんな仕事漬けの状態で昼休みや電車移動で問題集を解く。
それで「2級建築士」を合格&取得できたのは、私のスキルでは奇跡だったと思います。
何故、退職したのか?
賄賂要求を断る事件
TFきりん回答当時、エース級の実績を残していた私ですが、とある現場でビル管理会社に賄賂を要求されたのですが、「我が社は接待も、贈答品もやってはいけない規則があるのです」と断った矢先に、私の孫請会社が賄賂を払っていたために、「孫請けはくれるのに、お前は断るのか?」と言われました。
私のクライアントには工事内容の写真の証拠がないため、コンクリートの中身が見えず、、、
20代前半の若さで、会社がフォローに動いてくれない状況は辛いですね。
全国no1の実績を上げても給料もさほど上がらない。先輩からも妬まれる。会社の上司の対応、評価体制に不満が溜まっていたのが、賄賂事件で心が折れて涙を流してました!
ビルには指定工事業者がいるので、毎回、工事会社は変わってしまう。会社ごとに安全管理の意識の高さが、毎回レベルが異なってしまうので、レベルが低い場合だと「屋上からネジ1つを地上へ落下させてしまうだけでも、地上の歩行者に死者が出てしまわないだろうか?」
そんなことに監督者として、リスクに怯えてました。
死者が出てしまったら後悔どころですまない。
会社は駒でしかない私を守ってくれるのだろうか?
TFきりん回答
ところが土日も仕事に出ないといけないため、学校に通えない日々が半年続きました。
(その後、3年挑戦して合格できなかったのですが、、、)
いろんな理由が重なって、退職を決断しました。
次回
では、次回、フリーターになった時のお話を伺うことにしますね