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就職活動
建築学科で、勉強を特にしておらず、出席もあまりしてなかったので、当然のように学年の成績も最下層でした。
かろうじて留年しなかったのは救いでした。
いつ頃から就職活動を始めたのですか?
大学3回生の終わりに周りが就職活動を始めました。
建築業界、旅行業界から学生就活をスタート
ちょうど同級生の友人と欧州旅行をした直後の就職活動だったので、就職活動が地獄に感じてました。「海外旅行が楽しかったー!だから旅行会社を受けるわー!」って感覚で、JTBやHISの面接を受けたりもしてました。
さすが多動力ですね。好奇心と行動力が恐るべしですね。笑。
旅行会社は文系が多いので、理系の学生だと珍しいですよね?
「なんで理系なのに受けたんだ?」って面接官に聞かれること多かったですね。
素直な感情から「理系だと駄目なのですか?」と逆質問してましたけど。固定概念で「応募者に来るのが常識はずれ?」ってトーンで会話されることを、当時の私も嫌っていたと思います。「イノベーションを起こすなら概念を壊すくらいでないと!」
格安旅券などでHISがイノベーションを起こして、澤田元社長が旅行業界の風雲児的に時代が変わる空気があった時代ですかねー。規制の枠にとらわれない人がカッコいい!って思ってました。影響受けてましたね😆
建設業界、建築業界
建設業界の閉鎖的なところが向いてないと思った理由ですか?
建築学科の学生は、ゼネコン、住宅メーカー、設計事務所などへの就職活動が順当だったのではないですか?
海外旅行から帰国して「世界の建築は凄いんだな!」という刺激はあったのですが、旅行中にもっと勉強している建築学科の学生に出会ったりした時に、私、そこまで西洋建築士に興味ないなーとか、歴史的な建造物を自分が造ってやるぞーー!!」と思えてないなー!と気づき始めてたんですよね。
当時「建設氷河期」と言われる程、景気も悪く、人材募集も少なかったんですよね。
設計事務所とかは特に初任給が13万円前後だと聞いていて、安い賃金に加えて、建設業界全般が「3K労働(きつい、汚い、危険)」とか、縦社会や体育系社会のイメージもありましたし、、、。
当時は大学推薦で内定をもらう同級生がチラホラいたのですが、それ以外の一般応募で合格するのは至難の技でしたね
推薦はもらえなかったのですか?
私は学年でも最下層の順位でしたので、、、😅
建築氷河期では、大手の建設や住宅メーカーに内定をもらえるのは、学年の1割ほどの狭き門でして、ほとんどの生徒は大学推薦をもらえない=難しかったですね。成績上位の女生徒も、女性というだけで内定が無い男尊女卑もある時代でした。
住宅業界での面接
建築業界は、応募さえしなかったのですか?
いいえ、住宅メーカーを中心に応募はしましたよ。
ゼネコンよりも、お客様の感動やユースケースが見えやすいことが志望理由です。
「私が中学生の頃、両親が御社で住宅を建てる決断をしており、当時の御社の営業マンが私の親に呼ばれたら夜中でも休日でも熱心に説明しに家宅訪問してた熱意が素敵だったから」というエピソードを面接で話していると、最終面接まで進みました😀
最終面接で内定をもらえなかったということですね?
住宅メーカーTOP企業での4次面接(最終面接)まではいったんですけどね。
最終面接で墓穴を掘ったというか、、、。余計な失言をして不採用になっちゃいましたね。😅
どんな墓穴を掘ったんですか?気になります。笑😀
面接は回数を重ねるほど、企業のことをさらに調べますよね。住宅展示場に話を聞きに行ったり、実際に勤めていた知り合いに電話したりして聞くと、ブラックな企業体質が見え隠れしてたんですよね。
辞めさせるために転勤させるとか、、、。私、転校が多い人生だったので、そういう理由だと嫌な人事だなと。。。
昔は、今のようにインターンのような制度も少なく、大企業がどんな環境かはイメージできてないことが多いですよね。パワハラ、セクハラとかが認知される前の時代ですものね
あと、幼少期からプラモデルやイラストを描く美術的な内容に興味があったので、設計図や模型を作れるクリエイト性が高いと考えてたのですが、お客様と接するのは「営業」職で、設計職だともうパネルのように形が決まってるから積算するだけだよ。と聞いてんですよね。
大企業だと分業化されてるから、歯車の一部になることは考えられますよね。
競合企業は、営業と設計を合わせた「営業設計」という職種があったので、私もお客様に接しながら設計業務をやりたい!と伝えたら、「弊社はそんな職種はありません!」と言われて不採用になりました。笑。
IT業界の面接から内定へ
内定をもらった企業はどういう経緯になったのですか?
実は大学4回生の夏休み時点まで半年間就活していたのですが、100社近く応募しては落選してましたね。当時、大学で3D-CADを触ったのが楽しくて、夏頃からIT企業の面接を受けるようにしました。プログラムは入社後に研修で教えてくれる!という企業も多かったんですよね。
私はパソコン経験がない状態で受けてました。
IT企業に内定をもらえたのでしょうか?
最終面接まで、プログラマー志望として面接を受けていたのですが、いざ内定後の面接に呼ばれて「君は我が社で初めての建築学科卒の社員になってほしい。
だからプログラマーとしてではなく、通信基地局エンジニア部署での工事管理の配属だと言われました。
やりたいと思ってる職種と、そうでない職種の天秤は難しいですね。
新卒でみっちり研修してもらえると、IT業だと数年で戦力には慣れますからね
「大企業の内定1社しかもらえていない。内定企業は有名だけど、仕事内容に興味が持てない。さて、どうしようか?」「アルバイトも豊富にやって即決してたきたけど、今回は、正社員だから決断の重みが違う!」と悩み続けました。
内定後に職場訪問させてもらったのですが、60歳近くの上司の方々に説明されても、今ひとつ興味がわかず。
職場見学しにいったのは偉いですね。確かに、ご縁もありますからね。
親に相談した際に「他に内定がある訳では無いのだし、半年間就活して決まってないんでしょ?やってみてから考えてみたら!」と言われて、確かに長期間の就活から早く開放されたい決めたところもありました。内定企業に行こう!と最終的には自分で決めました。
次回
では、次回、新卒1社目のお話を伺うことにしますね
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