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プログラミング学校では、卒業時には、課題または自走で卒業作品(ポートフォリオ)を開発します。
この作品は、就活に繋げる意味でも精度が高い方が良いでしょう。
そこで私は、開発スキル(初級~上級)が異なるクラスメイト5名の生徒と、
それぞれタッグを組み、つまり同時進行で1カ月で5アプリ開発しました。
今風に言い換えると、ハッカソンで5つのグループに入るイメージかな。笑
同時進行でヒアリングしながらコンセプトや要件定義を固めて、
アプリUIなども含めて、ブラッシュアップを共創させて頂きました。
Androidアプリ開発を6カ月で習得する(2012)
訓練学校生徒と共創アプリ
学校のカリキュラムは全6カ月(JAVA3カ月。Android2カ月。卒業課題1カ月)です。
私も開発素人のため、ゼロから開発を学習しました。「なんで動かないんだ!」デバッグ画面には、全く慣れずに苛々してました。苦笑。
私は卒業課題を「婚活システム」の開発構想がありました。(別の機会に語ります)が、自分の実力では1カ月では完成しないレベルと悟りました。
そこで、私は”プランナー”や”UI”のスキルアップを上げるために、クラスメイトと「私は企画と設計をするから、あなたのアプリ企画のブラッシュアップしない?」と声をかけました。
承諾してくれた5名は、実力がバラバラ。
5名は、それぞれ開発したいテーマがあったので、それぞれとタッグを組むことにしたのです。
卒業作品の精度を高める=就活アピールへ!
2012年頃は、まだUIのデザインツールやサンプルがありませんでした。
Android Studio、Xcodeもまだ存在せず、Android開発言語はJAVAでeclipsが主体の時代です。
生徒はプログラム習得に通学しているし、コードを書きたい筈ですし、最後の卒業課題は楽しみですよね。
でも実務慣れしてないのがほとんどだから「素人っぽい仕上がりになる」。
就活の面接官からの心象が「サンプルっぽいな」よりも「実務にしか見えないね」「工夫が良く理解できたよ!」が理想でしょう。私の共創する目標はそこでした。
5名(初級~上級)の開発スキルが異なるエンジニアと、同時進行でヒアリングしながら要件定義をし、ポートフォリオを1カ月間でブラッシュアップしたのです。
実際の共創を御紹介
『爆発パズル』(エフェクト×ジグソーパズル)
実務慣れしたエンジニアでしたので、学校の学習は早々と終えて、最後の1カ月より前に卒業課題を進めていたAさんおりました。
そのため工数に余裕がある状態だったため、一番上のデフォルトのUIのイメージを変えて、新機能追加のアイデアを伝えました。
『もぐら叩きゲーム』(新ルール追加)
プログラム初心者のBさんは、シンプルなもぐら叩きゲームを開発してました。
そのため敵の種類を増やし、タイマー、ランキングをUIを変更しました。
『緊急れんらくん』(電話通知×SQL)
プログラム初心者のCさんは、教科書の「電話をかけるボタンのサンプル」でに、その連絡者のアドレス登録をしたい!という希望でした。
そこで私の祖母が自宅療養中だったことを思い出し、親族に救急連絡を取れるコンセプトを加えて依頼書を作成しました。
自動点数計算アプリ『麻雀かぞえーる』
上級者のDさんは、通学期間中に複数のアプリを開発してました。
2012年では機械学習やAIは存在してませんでした。
そのためJAVA開発でありながら、Objectt-Cを活用すれば画像認証やOCRが出来ると調査しつつも、我々は麻雀杯を認識する方法を複数考えて、誤認識の精度をより高める方法を模索してました。
そこで同時に私は特許申請もしようと、当時、無料の弁理士相談窓口を訪問しながら、特許出願を模索しておりました。
卒業時には認識できず、未完成で終了してしまいましたが、素人の私が一人では到底得られない高度な会話だったと思います。