【2010秋・関西-7th】泉涌寺・楊貴妃観音堂:美と歴史が交差する聖地

泉涌寺(せんにゅうじ)は、京都市東山区にある真言宗泉涌寺派の総本山で、皇室の菩提寺としても知られています。この寺は、楊貴妃観音堂と心照殿を含む美しい伽藍を有しています。さっそく、泉涌寺の魅力を探ってみましょう。

泉涌寺の大門と水屋形

泉涌寺への入り口は立派な大門です。この大門は「東山門」とも呼ばれ、桃山建築の遺風を感じさせる唐獅子や龍の彫刻が施されています。また、泉涌寺の名前は清水が涌き出たことに由来しており、泉涌寺水屋形はその清泉を覆う屋根で、美しい庭園とともに訪れる人々を迎えています

仏殿

東福寺から徒歩20分程、山を登ると『泉湧寺』に到着します。

泉涌寺の仏殿

泉涌寺の仏殿は、寛文8年に再建された本堂で、国の重要文化財に指定されています。外観は唐様建築の特徴を持ち、内部には阿弥陀・釈迦・弥鞠の三尊仏が安置されています。この「三世仏」は日本では珍しい形式で、運慶作の仏像が美しく鎮座しています。

『泉湧寺』は楊貴妃・観音堂が有名ですね。
せんゆうじ?と読んでいたら、「せんにゅうじ」が正しいようです。

大門から入場すると『仏殿』が見えます

大門から参道を下って正面の仏殿は、寛文8年(1668)徳川四代将軍家綱によって再建されました。
仏殿は一重もこし付入母屋造り本瓦葺き、唐様建築の代表作で、国の重要文化財に指定されています。

大門から入場すると見える『仏殿』
間近でみた『仏殿』

仏殿内

楊貴妃観音堂

楊貴妃観音堂は、泉涌寺の中でも特に美しい場所です。聖観音(楊柳観音)は湛海律師が南宋から持ち帰った木像で、その美しさから「楊貴妃観音像」と呼ばれ、信仰されています。この堂内には六羅漢像も安置されており、歴史と美が交差する場所として訪れる価値があります。

楊貴妃像の前に置かれた、『美人祈願』の御札に、参拝客の視線が集中していましたね(笑)
『楊貴妃・観音堂』

『泉涌寺・心照殿』で展示物を観賞

学生時代の社会科見学を感じつつ資料館を見学。
『泉涌寺・心照殿』で展示物を観賞

『泉涌寺・心照殿』の展示パンフレット

泉涌寺・別院 「雲龍院」

泉涌寺・別院 「雲龍院」

庭園が綺麗ですよね。
この時、夕方17時ちかくで、疲労がピークに…。
市バスで「祇園」で降りる予定が「河原町」まで爆睡してしまいました。

乗り過ごした「河原町」から、永観堂に向かう市バス5番に乗り換えに手間取りつつ…。
次回ブログは、紅葉のライトアップで感動した『永観堂』です。


スポット情報

Infomation
TFきりん

泉涌寺の情報を紹介しますね

泉涌寺

スポット名泉涌寺
おすすめ度
4.0
TEL075-561-1551
エリア京都府京都市東山区泉涌寺山内町
郵便番号〒605-0977
住所京都市東山区泉涌寺山内町27
地図
交通手段京都市バス泉涌寺道下車、徒歩7分
営業時間9:00~16:30(冬季は16:00まで)
休日
料金伽藍拝観500円、特別拝観300円
駐車場無料駐車有り
参考サイト
その他皇室の菩提寺としても知られており、「御寺(みてら)」とも呼ばれています。楊貴妃観音堂は、京都府京都市東山区に位置する泉涌寺の境内にある観音堂です。楊貴妃観音堂は、中国唐の玄宗皇帝の妃である楊貴妃をモデルにした観音像が安置されています。楊貴妃の美貌と貞節を称えるために作られたこの像は、湛海という僧侶によって日本に持ち帰られ、ここに安置されました。

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