日傘の”日”が初見で“目玉のおやじ”に見えましたので、これをどう表現しようかと迷いました。画像加工として逆光処理を加えました。

徳利にこの文字を利用したデザインにしたいな…と思ったりもしていたのですが、バーカウンター写真にも合うと感じて作品にしました。

岐葉先生の「日焼け」の“日”の部分が「太陽」の象徴になっています。本当はオレンジ色のギラギラした太陽をイメージして創作を開始しましたが、焼ける部分をどう表現しようかな?と考えた際に、あえて逆算処理にして“焼けた文字”で表現することにしました。しかも“日”の部分を、敢えて読めるようにしたことも創作ポイントです。

岐葉先生の世界観として薔薇の花びら部分が「バラ」の文字の集合体になっています。実に面白いですね。この花びらの表現で奥行を感じて頂くために滑らかなエンボス処理をかけました。本当は”バラ”の1文字ずつを、1枚1枚の表現に変えたかったのですが…。薔薇のイラスト調で再現しました。

「草冠」の部分の緑色をデザインとして保ちつつ、母の部分を赤色の果肉として塗りつぶしました。そしてデザインのアクセントとして、1個だけ1/2カットで内部が見える苺としました。イラスト調として、可愛い世界観に馴染ませることにしました。

「ふうしゃ」ではなく「かざぐるま」。岐葉さんの"車"の文字が、まさに“かざぐるま”の形であるため、そのままデザインに活かせました。この作品では、敢えて「車」の文字をそのまま主軸として魅せる構成にしつつ、和を感じさせる和紙の背景の質感とイラストで構成致しました。

「はなみずき」と聞くと、一青窈のシングル曲を思い出します。漢字にすると花水木なんですね。和テイストをイメージして制作しましたが、アメリカ原産の花だったのは後で知りました。苦笑。イラストだと桜にも似てますが、写真で見ると濃いピンクで4枚の花びらが特徴的です。

空に放たれた上昇する風船を和テイストで表現致しました。岐葉先生の“風”の表現だけでも世界感が伝わってきたので、主役感が出る真っ赤な風船にしてみました。

この作品のデジタルアレンジ編集担当TFきりんの創作意図原作の意図はあえて組まずに、私のイメージでは、蛙たちの世界では雨を楽しんでいる絵が思い浮かびましたので、そのまま作品表現致しました。この作品コラボ:アーティストこの作品の0→1の企画&原作担当担当した楽書家:今泉岐葉さんの創作意図私は、岐葉先生の作品からインスピレーションを引き継がせていた

文字を見た時に“阿蘇山”の草千里の光景が思い浮かびました。草原と背景にそびえる山。青い空のバックに雲のように浮かび上がる文字。夏らしい写真チョイスと文字の融合は、思い通りの作品となりました。

“山”という文字の枠内を緑色に塗りつぶすイメージが沸いたため、水彩画調にしました。また“笑う”を紺や黒で落ち着かせようかと思いましたが、“笑”の中にニコニコ笑顔の顔をわずかに色相を変えて入れることに致しました。

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